千尋岩ルートの目的地近くには、
まだ固有陸産貝類が生息しています。
父島では大部分の場所では、
外来種であるプラナリア
(ニューギニアヤリガタリクウズムシ)により
壊滅的な状況です。
目的地には
まだこの外来種が入り込んでません。
環境省では、このエリアに、
プラナリア類が靴裏に付着して持ち込まれるのを
防ぐために期間限定で除去試験を行っています。
試験内容は、
ドロ落しマットで靴裏をこすることと、
木酢液や飽和食塩水を靴裏にスプレーすることです。
木酢液や飽和食塩水の殺虫効果は
実験で確かめられています。
ここでは実質の効果をはかるというより、
歩行者の対策実施状況や反応などを
確かめるものです。
こういう関門があると、
参加者の意識も高まっていいと思います。
大げさですが、
神聖なる場所に入る感覚でしょうか。
ついでに
賽銭箱(自然再生協力金)あってもいいかも。