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マルベリーの日記&小笠原情報箱
「マルベリー」代表・吉井信秋が日記と小笠原での情報を紹介します。
情報も豊富な過去の記事も参考に。
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2019年09月13日
ムニンセンニンソウ(無人仙人草)花
9/13 旧8/15 曇り
ムニンセンニンソウ(キンポウゲ科・固有種)の花が
見られるようになりました。
つる性で樹木に絡みつき
高いところで咲いているものが多いです。
今年も
地上部ではっているものが咲き始めました。
撮影のチャンスです。
目立つ大きめの白花ですが、
花弁はなく、萼片です。
白い萼片4、
外側の黄色っぽいおしべ多数、
中央部の白っぽいめしべ多数です。
おしべは
先端部に葯があるので、丸っこくなっています。
posted by mulberry at 07:26| 東京 ☁|
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2019年09月12日
アサヒエビネ(旭海老根)花
9/12 旧8/14 晴れ
アサヒエビネ(ラン科・固有種)の花が咲き始めました。
例年より、
ちょっと花期が遅れている気がします。
花茎をのばし、
花序の下の方から順次咲き始めています。
淡黄色の花で
唇弁が下向きか横向きで咲いています。
萼片3、花弁3です。
唇弁1はT字(十字)型、側花弁2、
背萼片1、側萼片2があります、
唇弁に対角の向かいあう形のものが
背萼片。
背萼片に近い、細い1対が側花弁。
唇弁側の広い1対が側萼片です。
色は
花弁の方が萼片より白っぽいですね
posted by mulberry at 07:45| 東京 ☁|
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2019年09月11日
ヤシ科は単子葉類・・根
9/11 旧8/13 晴れ
単子葉類植物の特徴の1つが根です。
双子葉類は主根・側根ですが、
単子葉類はひげ根です。
大きな樹木となるヤシ科も同様です。
やや太めのひげ根が束になっています。
小笠原に住んでいて、
ヤシが倒れるのはほとんど見ないので、
これでもしっかり幹を支えているんでしょうね。
posted by mulberry at 07:35| 東京 ☀|
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2019年09月10日
ヤシ科は単子葉類・・葉
9/10 旧8/12 晴れ
ヤシ科は大きな木になるものもありますが、
単子葉植物です。
小笠原には
オガサワラビロウとノヤシが自生しています。
どちらも固有種です。
オガサワラビロウの子葉です。
単子葉なのが一目でわかりますね。
葉が並行脈なのも、特徴の1つです。
これもわかりますね。
posted by mulberry at 07:49| 東京 ☀|
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2019年09月09日
キバナサフランモドキ花
台風15号が通り過ぎた後、
人家まわりで一斉に咲き始めています。
ゼフィランサス・シトリナ
(ヒガンバナ科・外来種)です。
一部、庭先から逸出して
草地などでも生えています。
そういう場所が
増えつつあるように思います。
黄花で花被片6(短3が花弁、長3が萼片相当)、
おしべ6、めしべ1(柱頭は3裂)。
ブログ記事では
8-10月頃が花期のようですが、
年に何度か花を見ているような気がします。
posted by mulberry at 06:49| 東京 ☔|
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2019年09月07日
「琉球弧・植物図鑑 from AMAMI」( 片野田逸朗)
琉球弧・植物図鑑 from AMAMI [ 片野田逸朗 ] - 楽天ブックス
2019年8月発行、
「琉球弧・植物図鑑 from AMAMI 」( 片野田逸朗 )。
http://www.nanpou.com/?pid=144470029
タイトルの通り、
奄美大島で調査・撮影された植物が約800種。
花が咲いている写真(例外あり)と解説で
構成されています。
写真は
かなり寄った写真でわかりやすいですね。
小笠原の植物は、
琉球弧の植物と同一種・近縁種がよくあります。
小笠原での外来種も
琉球弧でもよく見かけます。
なので、
こういう地域の図鑑は参考になります。
posted by mulberry at 11:06| 東京 ☀|
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花期が長いシマザクラの個体
9/7 旧8/9 台風15号接近中
シマザクラ(アカネ科・固有種)の花です。
花期がかなり長いです。
この個体は道端にあります。
だから、
マメにチェックしています。
今年は咲き始めがやや遅めでしたが、
優に数ヶ月は花をつけています。
花は 淡紫色、筒状で4裂、
裂片は線形で反曲 (カールしています)。
4裂部分は細長くのびて反り返っています。
おしべ4、めしべ1です。
おしべ、めしべもながくのびています。
posted by mulberry at 07:17| 東京 ☀|
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2019年09月06日
奥村・都道沿い法面の自生植物植栽(1年8ヶ月後)
9/6 旧8/8 晴れ
奥村・都道沿い法面、
自生植物植栽場所です。
2018/1/17植栽から、
1年8ヶ月ほどたちました。
以前からヤギの食害で
テリハハマボウ、シマモクセイ、シマムロ、アカテツ
が残る結果になっています。
他の種はほぼ壊滅です。
残った4種のうち、
テリハハマボウとアカテツが樹勢がいいようです。
ヤギの来そうな場所の植栽について、
いい指標となります。
今後また、定期的にチェックします。
posted by mulberry at 07:15| 東京 ☀|
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2019年09月05日
ガジュマルを上から見下ろすと・・
9/5 旧8/7 晴れ
50代後半のおじさんですが、
たまにはガジュマル(クワ科・外来種)に上ります。
上るのは
ほとんどツアー中に限りますけど。
島の子ほどではないですが、
かなり高いところまで上がれますよ。
ちょっとお尻がムズムズしますけどね。
上から見下ろすがガジュマル。
これもまた素敵です。
posted by mulberry at 08:17| 東京 ☁|
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2019年09月04日
潮焼けのオガサワラビロウ葉
9/4 旧8/6 曇り
オガサワラビロウ(ヤシ科・固有種)の葉が
潮焼けして、先が枯れています。
台風10号のあとすぐは
特に気にはなりませんでした。
この台風は
雨はあまり降らず、強風が続きました。
そのため、
潮風でやられたのでしょう。
少し後になって影響がよくわかります。
風台風だと、
よくこういうことがありますね。
posted by mulberry at 07:06| 東京 ☁|
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2019年09月03日
パンノキ果実と種子
9/3 旧8/5 晴れ
夏場
大きな果実をつけるパンノキ(クワ科・外来種)。
父島では
点在して数か所に植えられたものがあります。
果実は集合果で、
蒸したり焼いたりして食用利用できるようです。
熟れた果実は
オオコウモリもよく利用しています。
集合果を割ると、
中に丸っこい種子がいくつか入っています。
posted by mulberry at 06:46| 東京 ☁|
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2019年09月02日
景観伐採も適宜お願いします
9/3 旧8/5 曇り
展望台周辺は、景観が最重要。
乾性低木林のようなところは
おおむねほおっておいてもあまり変化がありません。
しかし、高木性の樹木や外来樹木がしげるところは
定期的に景観伐採しなければ、その景観が維持できません。
ここは道端で、展望台ではありません。
でも、
よく眺めを見るのに利用されるところ。
ギンネムがしげりだすと、
景観も台無しに。
道は都道だけど、
その周辺の樹木は?どこの管轄でしょうかね?
posted by mulberry at 07:23| 東京 ☀|
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2019年08月28日
おしりとハート
8/28 旧7/28 晴れ
見方を変えると
おしりに見えたり、ハートに見えたり。
森の中にある、
オガサワラシラガゴケ(ムニンシラガゴケ)。
道沿いからは
ハート形に見える側です。
こういうのも自然の造形美ですね。
posted by mulberry at 07:16| 東京 ☀|
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2019年08月25日
ホウガンノキ花
8/25 旧7/25 晴れ
ホウガンノキ(サガリバナ科・外来種)、
高木で、大柄な目立つ花です。
昨年は11月ごろに咲いているのを見たのですが、
今年は8月です。
オレンジ色の花は6弁。
おしべ多数で、中心部にめしべ1。
おしべが特徴的です。
横から見ると、U字になっています。
赤っぽい部分とと白っぽい部分とに分かれ、
きちんと花粉があるのは白っぽい方です。
赤っぽい方は
色で昆虫を誘因するんだそうです。
直径15cmくらいの丸い果実が
特徴的。
ホウガンとは砲丸のこと。
英語でも、キャノンボール・ツリーというようです。
posted by mulberry at 07:07| 東京 ☁|
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2019年08月18日
ムニンノボタン花
8/18 旧7/18 晴れ
山の中の植栽株ですが、
ムニンノボタン(ノボタン科・固有種)の花が咲いています。
今年は
花のつきがあまりよくないように感じます。
花は白4弁、
おしべ(長・葯は赤、短・葯は黄で、4ずつ)、めしべ1です。
花弁の中央部には
薄い赤みのあるラインが入っています。
現在、
野生株のある所には観光利用で行くことができません。
posted by mulberry at 06:50| 東京 ☀|
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2019年08月11日
オオハマギキョウ花
オオハマギキョウ(キキョウ科・固有種)の花が
咲いています。
といっても植栽株ですが・・
父島で野生株を見るのは困難です。
僕はいま生えているところを知りません。
キキョウ科で木質化する例として
紹介されます。
本種は一回結実性で
花をつけるときに花序をのばします。
花は多数つきます。
花冠は2唇形ですが、
上唇・下唇が合生し、5裂の1唇形のようになっています。
雌雄蕊は一体となっています。
雄蕊5、中央部にめしべ1。
posted by mulberry at 10:46| 東京 ☀|
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2019年08月09日
ハスノハギリ雄花と雌花
左・雌花 右・雄花
雄花
8/9 旧7/9 台風10号接近中
ハスノハギリ(ハスノハギリ科・広域分布種)花です。
小花がたくさんつきます。
雌雄同株で、
花は雄花と雌花があります。
1つの花序には
1-2つの雄花と1つの雌花です。
雄花は
萼片3花・花弁3・おしべ3。
雌花は
萼片4・花弁4・めしべ1。
雌花の付け根は
子房がふくらんでいます。
posted by mulberry at 08:57| 東京 ☀|
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2019年08月06日
オオハマボウ落花
8/6 旧7/6 晴れたり曇ったり
オオハマボウ(アオイ科・広域分布種)は
毎日多くの花をつけ、多くの花を落としています。
上では黄色、地面では赤です。
遠くから見ると、
樹木の枝がのびている範囲だけ、赤い花が広がっています。
幹から枝の広がりがよくわかりますね。
posted by mulberry at 16:19| 東京 ☀|
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2019年07月30日
子供たちにも人気のガジュマル木登り
7/30 旧6/28 晴れ
この2日間、
プラスワン教育のさんのツアーガイドを担当。
2日間とも、
ガジュマル林にも行きました。
注意事項を説明したあとは、
各自創意工夫しながら木登りタイム。
小学生低学年の子は低めで、
高学年の子はかなり上までといった感じでした。
ハブのいる島ではガジュマルも要注意らしいですが、
小笠原ではその心配もありません。
でも落ちないで下さいね。
慣れても、慎重に。
posted by mulberry at 06:45| 東京 ☁|
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2019年07月21日
外側に赤い線のあるタカサゴユリ花
7/21 旧6/19 晴れ
タカサゴユリ(タイワンユリ・ユリ科・外来種)の花が
咲いています。
花被片の外側に
薄い赤い線が入っています。
なお花は
花被片6、おしべ6、めしべ1(柱頭3裂)です。
テッポウユリは5月頃が花期で、
タカサゴユリは葉がかなり細めです。
紛らわしいのはシンテッポウユリで、
花期も同じ頃です。
シンテッポウユリは
外側に赤い線がありません。
posted by mulberry at 07:26| 東京 ☀|
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プロフィール
名前:吉井信秋
年齢:還暦過ぎたおじさん
誕生日:ハロウィーン
性別:♂
職業:ガイド
ウェブサイトURL:
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