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マルベリーの日記&小笠原情報箱
「マルベリー」代表・吉井信秋が日記と小笠原での情報を紹介します。
情報も豊富な過去の記事も参考に。
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2020年03月19日
ムニンタツナミソウ花
ムニンタツナミソウ(シソ科・固有種)、
花が咲いています。
本種の分布は
父島と兄島です。
父島は
わりと広範囲に生えています。
兄島ではまだ見たことがありません。
行く機会がかなり少ないですが・・
花は白、4裂(上唇1・下唇3裂)、
おしべ4、めしべ1です。
白花ですが、
まれに紫色などが出ている個体もあります。
本土のタツナミソウに比べ、
筒部が長いようです。
長い筒部に合うサイズの口吻を持つ、
蝶か蛾がいるのでしょうね。
和名は
漢字では「無人立浪草」です。
posted by mulberry at 12:29| 東京 ☀|
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2020年03月17日
シマチカラシバ
シマチカラシバ(イネ科・広域分布種)。
実は
父島ではあまり生えていません。
生えている場所は
ツアーなどで行かない場所です。
この写真は
兄島で撮っています。
小笠原の分布は
父島列島や聟島列島です。
国内では
九州南部から奄美大島にかけて分布しているようです。
葉はかなり細いです。
花穂は薄黄色です。
チカラシバとは
葉の形や花穂などで違いがすぐわかります。
posted by mulberry at 16:26| 東京 ☀|
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ハゼノキ、紅葉と果実と
ハゼノキ(リュウキュウハゼ・ウルシ科・外来種)、
紅葉と果実です。
葉は紅葉して落葉します。
落葉樹です。
前年10月の台風で落葉したせいか、
本来の冬の落葉が遅れているように思います。
本種は雌雄異株なので、
果実(核果)のあるこの個体は雌株です。
果実からはロウが取れるため、
小笠原もそのために持ち込まれたのでしょうか?
ウルシ科植物なので、
下手に触ると、樹液などでかぶれる恐れありです。
小笠原では
ウルシ科の自生植物はありません。
posted by mulberry at 13:15| 東京 ☀|
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コバナヒメハギ(カスミヒメハギ)花
3/17 旧2/23 曇り
コバナヒメハギ(カスミヒメハギ・ヒメハギ科・外来種)、
ごく小ぶりな花です。
開けた草地に野生化しています。
草丈も低めです。
花のつくりは
肉眼ではわからないくらい小さいです。
写真に写る
指の大きさと比較してもらえばわかると思います。
花は
花弁3、おしべ8、めしべ1のようです。
ループなどで拡大して観察しないと、
よくわかりませんね。
本種は外来種ですが、
小笠原では唯一のヒメハギ科植物です。
posted by mulberry at 08:06| 東京 ☀|
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2020年03月16日
ワラビ(わらび)の新芽
3/16 旧2/22 晴れ
とある場所では
ワラビ(コバノイシカグマ科・広域分布種)の新芽が出ていました。
小笠原では
山菜採りはそれほど盛んではありません。
世界遺産になって、
規制も強くなり、なおさらです。
僕が島で取って食べたことあるのは、
ワラビとアラゲキクラゲぐらいのものです。
園芸種ですが、
ゲッカビジン花のおひたしは食べたことがあります。
同じく園芸種、
ハイビスカス花の天ぷらも食べたことあります。
熟れたタコノキの果実で、
タコの実酒にしたことがあります。
作り方は梅酒と同じようなものです。
posted by mulberry at 16:01| 東京 ☀|
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2020年03月15日
ハチジョウクサイチゴ花(2020)
ハチジョウクサイチゴ(バラ科・外来種)の花が
咲き始めています。
本種は、
父島中央部から北部にかけての道沿いに、
野生化して広がっています。
父島にはチチジマイチゴ(固有種)もありますが、
少し生息域が異なっているようです。
つまり
混生して生えている場所はないはずですが・・・
この見解には自信がありません。
さて、
この花ですが、大柄な白い5弁花。
おしべ多数、めしべ多数。
花弁の内側の中央部、
外におしべ、内にめしべです。
posted by mulberry at 16:29| 東京 ☀|
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まだ枯草状態のワラビ
3/15 旧2/21 小雨
2-3日前、
ワラビ(シダ・コバノイシカグマ科・広域分布種)のしげる場所へ。
まだ枯れ草状態でした。
新芽を探しましたがほぼ見つからず。
まだ1-2週間先でしょうかね?
ここは
ふもとから30-40分の場所。
新芽が出だすと、
ワラビ取りに来る人も多いことかと思います。
こういう場所は
戦前は、畑だったような場所です。
つまり私有地。
そういう場所も
返還後、都や村の土地になっているところもあります。
この写真のあたり都有地かな?
posted by mulberry at 14:16| 東京 ☀|
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2020年03月14日
フウセンカズラ花、果実、葉
とある空き地に生えている
フウセンカズラ(ムクロジ科・外来種)。
果実がないと、印象に残らない小さな草本です。
フウセンの由来は
ふくらんだ果実からですね。
中には3つの種が入っています。
葉は3出で
独特の切れ込みが入っています。
花はごくこぶりです。
指の爪より小さいくらいです。
花は外側から
萼片4、白い花弁4、副花冠(鱗片)4。
中央部におしべ8、めしべ1(花柱3裂)。
両性花のようなのですが、
雄花・雌花分かれた単性花もあるようです。
https://kinomemocho.com/sanpo_fusenkazura2.html
posted by mulberry at 09:14| 東京 ☁|
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アカリファ・ウィルケシアナ雄花
3/14 旧2/20 小雨
アカリファ・ウィルケシアナ(アカリファ・ウィルクシアナ)
(トウダイグサ科・外来種)の雄花も見つけました。
本種は
ムサイカという品種で、ニシキアカリファともいうようです。
花は雌雄同株ですが、
花序は雌雄が分かれています。
この花は雄花です。
地味ですね。
よく見ると、おしべが出ています。
雄花は
花粉を飛ばすのが役割ですからね。
この場所で観察していると、
雌花序が先に出て、あとから雄花序がのびてきました。
花の説明
http://www.hinshu2.maff.go.jp/info/sinsakijun/kijun/1007.pdf
雌花
http://ogasawara-mulberry.seesaa.net/article/473810000.html
posted by mulberry at 08:03| 東京 ☀|
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2020年03月13日
「したたかな植物たち 秋冬篇」( 多田 多恵子)
したたかな植物たち 秋冬篇 あの手この手のマル秘大作戦 (ちくま文庫 たー91-2) [ 多田 多恵子 ] - 楽天ブックス
2019年11月文庫本発行、
「したたかな植物たち 秋冬篇」( 多田 多恵子)
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480436191/
春夏篇は
http://ogasawara-mulberry.seesaa.net/article/473740317.html
秋冬での紹介は、
ヒガンバナ、オオバコ、セイタカアワダチソウ
カエデ、ガジュマル、オナモミ、ヤドリギ
マンリョウ、フクジュソウ、ツバキ、フキノトウ
ナズナ、スギナなど。
一般向けの本ですが、
わりと専門用語が出てきます。
身近な植物ですが、
ガイドさんがしっかり読んで、
蘊蓄として話すといいと思います。
秋冬篇は
おまけで、用語解説付きです。
ぜひ
2巻まとめて読んでみてください。
posted by mulberry at 11:14| 東京 ☀|
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シマイスノキ、果実が豊作(2020春)
3/13 旧2/19 曇り
シマイスノキ(マンサク科・固有種)の果実、
今年は豊作のようです。
たいがいのシマイスノキには
果実がたくさんついています。
硬い殻にくるまれた蒴果で、
割れると中には種が2つ。
3月中旬時点では
まだ割れていません。
割れたあとを見ると、
もう種はありません。
割れた拍子に
種が飛び出すようになっているのでしょうね。
posted by mulberry at 07:08| 東京 ☀|
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植物
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2020年03月12日
ハウチノワノキ、雄花と雌花
3/12 旧2/18 曇り
雌雄異株の
ハウチワノキ(ムクロジ科・広域分布種)です。
雄株には雄花、雌株には雌花です。
群生しているところで観察すると、
雄花の方が早めに先出していました。
最近は
雄花と雌花、両方とも咲いています。
本種には花弁がないので、
一目で雄花・雌花の区別がつきます。
萼片は雌雄とも4-5で、
雄花にはおしべが、雌花にはめしべが目立ちます。
雄花はおしべ8-10程度。
下向きに咲いていて、外側の萼片が目立ちます。
雌花はめしべ1で、先が2-3裂。
ハウチワノキは羽団扇の木ですが、
一般には果実が団扇のようだからということです。
個人的には
葉のつき方が葉団扇のように見えるのですが、
そういう解説はありません。残念
posted by mulberry at 07:48| 東京 ☀|
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植物
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2020年03月10日
シマウツボ花
3/10 旧2/16 曇り
シマウツボ(ハマウツボ科・固有種)が
複数箇所で咲き始めています。
寄生性の多年草です。
年を越すと、
茎が地上部からのびてきます。
その後、
茎の先の方に花をつけます。
まさに今は
その時期になりました。
寄生性の多年草ゆえ、
茎も花冠も黄色です。
花冠は上唇1、下唇3裂です。
花冠は産毛のようなものが
ついています。
おしべ4、めしべ1です。
本州に生えるハマウツボとでは
生息地や色合いなどかなり違います。
シマウツボは
湿潤な山中が普通です。
posted by mulberry at 07:40| 東京 🌁|
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2020年03月08日
バジル(メボウキ)花
3/9 2/15 曇り
人家の庭先、プランターで、
バジル(メボウキ・シソ科・外来種)の花が咲いていました。
バジルはいくつか品種があるようですが、
品種までは分かりません。
葉を
そのままかじって食べられます。
和名はメボウキ(目箒)です。
種子が目薬の用途で使われたことのようです。
花は白、下唇1と上唇(3)-4裂。
おしべ4、めしべ1(先が2裂)。
posted by mulberry at 08:04| 東京 🌁|
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2020年03月07日
カランコエ花
3/7 旧2/13 曇り
カランコエ(ベンケイソウ科・外来種)の花です。
園芸種で品種まではわかりません。
人家の家の前で咲いていて、
写真を撮らせてもらいました。
鮮やかな色で、玄関先にとても似合います。
花のつくりは同じベンケイソウ科で、
野生化しているセイロンベンケイと同じようです。
花は4裂、おしべ8、めしべ4心皮です。
筒部が細いので、
おしべ・めしばはわかりにくいですね。
posted by mulberry at 08:03| 東京 ☁|
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2020年03月06日
ハナイバナ(葉内花)花
3/6 旧2/12 曇り
空き地で
ハナイバナ(ムラサキ科・外来種)花が咲いていました。
漢字からすると
ハナ・イバナではなくハナイ・バナですね。
葉と葉の間から花が出るという意味のようです。
ごく小さな花です。
直径1㎝のもので隠せるほどです。
花はごく薄い紫5裂、
内側に鱗片上の白い副花冠5(10あるように見える)
おしべ5、めしべ1です。
posted by mulberry at 08:08| 東京 ☀|
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2020年03月02日
「世界の樹木をめぐる80の物語」( ジョナサン・ドローリ)
世界の樹木をめぐる80の物語 [ ジョナサン・ドローリ ] - 楽天ブックス
2019年12月発行、
「世界の樹木をめぐる80の物語」( ジョナサン・ドローリ)
http://www.kashiwashobo.co.jp/book/b488019.html
タイトルの通り、
世界の樹木80の紹介。
挿絵と1-2ページの本文で成り立っています。
日本からは
ウルシとソメイヨシノが選ばれています。
世界の樹木なので、
日本人にはなじみのないものも多いです。
でも、蘊蓄は学びになりますよ。
posted by mulberry at 08:52| 東京 ☔|
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オオバハマアサガオ花
3/2 旧2/8 晴れ
オオバハマアサガオ(ヒルガオ科・広域分布種)の花が
咲いています。
海岸ではなく、
集落エリアの林縁で生えています。
僕の記憶では
父島ではこの場所しか知りません。
母島や他の属島にもあるようです。
花は
グンバイヒルガオにそっくり。
ピンク色の大柄な漏斗型合弁花冠で、
おしべ5、めしべ1です。
ですが、
葉の形がかなり違っています。
グンバイヒルガオは軍配形、
オオバハマアサガオは円心形あるいは腎形。
和名は大葉浜朝顔です。
posted by mulberry at 08:08| 東京 ☔|
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2020年03月01日
コーヒノキ花
3/1 旧2/7 晴れ
とあるハウスの中で
コーヒーノキ(アカネ科・外来種)の花を見つけました。
さて花ですが、芳香もあります。
白花5裂(まれに6裂も)、
おしべ5、めしべ1(花柱・柱頭は2裂)です。
コーヒーノキは
もちろんコーヒー豆が取れる木です。
昨10月の台風の影響で、
小笠原では今年は不作と聞いています。
今年は
ますますレアな小笠原コーヒーです。
posted by mulberry at 08:42| 東京 ☀|
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2020年02月29日
アカリファ・ウィルケシアナ雌花
2/29 旧2/6 晴れ
アカリファ・ウィルケシアナ(アカリファ・ウィルクシアナ)
(トウダイグサ科・外来種)の花を見つけました。
本種は
ムサイカという品種で、ニシキアカリファともいうようです。
花は雌雄同株ですが、
花序は雌雄が分かれているようです。
尾状花序のこの花は雌花で
花弁がありません。
見えているのは
苞とめしべですね。
花があるうちに
雄花も探してみます。
posted by mulberry at 15:56| 東京 ☀|
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プロフィール
名前:吉井信秋
年齢:3×19
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