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マルベリーの日記&小笠原情報箱
「マルベリー」代表・吉井信秋が日記と小笠原での情報を紹介します。
情報も豊富な過去の記事も参考に。
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2021年06月05日
6/5朝、晴れ、ガス・・ホウオウボクの花
6/5(旧4/25)朝、晴れ、ガス・29度の予報
・・ホウオウボクの花
集落内のメイン道路沿いの街路樹ホウオウボクが、
花盛りとなっています。
真っ赤な花で、
樹上は咲いている花、地上は落花でどちらも赤くなっています。
このホウオウボクは
かつてまちなみ景観事業で選定された樹種です。
ホウオウボクとテリハボクが選定されました。
10年以上たち、かなり木も大きく育ってきました。
花もよくつけるようになりました。
ただし、
近隣の方は落花のお掃除が大変だろうとは思います。
よろしくお願いします。
posted by mulberry at 07:19| 東京 ☁|
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2020年04月27日
オキナワテイカカズラ花
4/27 旧4/5 曇り
オキナワテイカカズラ(キョウチクトウ科・広域分布種)の花が
咲き始めました。
花冠は乳白色5裂で、
裂片は少しねじれ、プロペラのような形になっています。
おしべ・めしべはほとんど見えませんが、
筒部の中でおしべ5、めしべ1です。
葉はツヤツヤしていて、濃いめの緑です。
本種は
かつて固有種とされていた時期もありました。
のちに、テイカカズラと同種という見解になりました。
さらに、現在は、
オキナワテイカカズラと同じということになっています。
ちなみに
和名は漢字では沖縄定家葛です。
定家は藤原定家の定家です。
posted by mulberry at 07:28| 東京 ☀|
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2020年04月26日
オガサワラクチナシ花
オガサワラクチナシの花
4月下旬になり、
オガサワラクチナシ(アカネ科・固有種)が開花しました。
まだほんの咲き始めです。
花は芳香があります。
盛りの時期にあると、周辺にも漂います。
花冠は白、5-7裂で、
裂片は平開し、よく目立っています。
花冠裂数は5-7とばらつきがありますが、
実際には6が普通です。
おしべは花冠裂数(5-7)と同じ、めしべは1(柱頭2裂)です。
花期が終わって、
幹と葉だけになると目立たない樹です。
葉は光沢があり、先端が少し尖っています。
葉に注目すれば、
樹種の特定がしやすいかと思います。
かつて、
花は香料に、果実は食用の黄色染料として利用されたそうです。
オガサワラクチナシ、
漢字で書くと、「小笠原梔子」です。
posted by mulberry at 08:06| 東京 ☀|
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2020年04月24日
シロトベラ、雌株の花(雌花)
シロトベラ(トベラ科・固有種)は
雌雄異株。
花期を迎えています。
雌雄の花とも
基本の花のつくりは同じです。
花は乳白色5弁、おしべ5、めしべ1です。
ここで紹介するのは、
雌株の花(雌花)です。
雌花はめしべの子房がふくれていて、
おしべの葯が退化気味です。
小笠原でトベラ科植物は4種で
いずれも固有種。
父島列島ではそのうち3種があり、
本種、オオミトベラ、コバトベラです。
母島列島では2種で、
本種とハハジマトベラです。
名前が似ている海岸性のクサトベラは
クサトベラ科で、関係はありません。
posted by mulberry at 08:05| 東京 ☀|
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2020年04月23日
赤い果実が鈴なりのジュズサンゴ(南島)
南島西尾根南部で
爆発的に広がるジュズサンゴ(ヤマゴボウ科・外来種)
この広がりが
目立ってきたのは近年のことです。
もともとクサトベラの群生地で、
その下で密かに増やしつつあったのでしょう。
台風でクサトベラの葉が落ち、明るくなって、
一層、勢いがついているように感じます。
本種は
多年草ないしは小低木です。
南島の外来種草本はほとんど一年草なので、
抜かなくてもその年のうちに枯れます。
しかし、本種は多年草ないしは小低木で、
抜かない限りいつまでも出ています。
果実は小ぶり(直径5mm以下)な液果で
花序に鈴なりに大量につけます。
これが落ちて、斜面を転がって、
さらに分布を広げていきます。
困ったものです。
ちなみに、
小笠原には明治時代に入ったようです。
posted by mulberry at 08:59| 東京 ☀|
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2020年04月21日
紅葉・落葉進むモモタマナ
4/21 旧3/28 晴れ
モモタマナ(シクンシ科・広域分布種)、
紅葉・落葉がすすんでいます。
本種は
海岸性の落葉高木です。
落葉時期は個体差がありますが、
新葉と入れ替わるように落葉するものが多いです。
昨年10月末の台風では、
一度ほとんどの個体で落葉していました。
その後、
新葉を展開していました。
なので、
もう落葉しないかと思っていましたが、
紅葉・落葉しています。
ということで、
この一年で2回目の落葉のモモタマナです。
posted by mulberry at 07:33| 東京 ☀|
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2020年04月19日
シマカモノハシ
シマカモノハシ(イネ科・固有種)、
父島と兄島に分布します。
両島とも、
開けた湿地のような所で生えています
岩場にも生えます。
父島では分布が限られていますが、
兄島では広範囲に見られます。
父島では東平にある湿地で生えていますが、
それ以外の場所が思い当たるところがありません。
花序の先は穂は
2つがくっついたようになっています。
それが
鴨の嘴(カモノハシ)の由来です。
この写真の穂からは
めしべの柱頭がのびています。
posted by mulberry at 09:53| 東京 ☀|
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植物
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崖地で逆さのタコノキ
4/19 旧3/27 曇り
崖地で、
逆さになって生えているタコノキ(タコノキ科・固有種)です。
遠くであまりはっきりとは見えないのですが、
幹が折れたわけでもないようです。
葉が青いので
枯れているわけではないですね。
支柱根は崖についていて、
幹は下向きにのびています。
もともとは
上向きに生えていたかと思います。
支柱根の一部が剥がれて、
重みで幹と葉が下向きになったのかと推定します。
仮に上向きだとしても、
こんな崖地でここまで育つなんてたくましいですね。
小笠原の固有種タコノキは
意外と旧斜面や岩場でも生えていたりします。
海辺から山頂まで全域に生えています。
posted by mulberry at 07:56| 東京 ☀|
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2020年04月14日
イワザンショウ、雄株の花
雌雄異株の
イワザンショウ(ヒレザンショウ・ミカン科・広域分布種)。
雄株の花(雄花)を見つけました。
ごくごくこぶりな花で、
目につく黄色ものはおしべの葯の部分です。
花には花弁はなく、
おしべが4-6程度あります。
めしべは退化しているようです。
山地の岩場で自生していますが、
父島では南部の方に多い印象があります。
本種には枝にとげがあるので、
触れたりするときには注意が必要です。
posted by mulberry at 15:43| 東京 ☀|
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植物
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映えるカエンボクの花
コロナで暗い話題ばかりの中、
気分を変えるような明るい花を紹介します。
こういう花が咲くと、
ぱっと明るい雰囲気になりますね。
気分だけでも
少し明るくしましょうね。
華やかにオレンジの花をつけている
カエンボク(カンパヌラタ・ノウゼンカズラ科・外来種)です。
数は少ないですが、
集落には数か所に植わっています。
花は複数まとまっているので、
さらに大きく目立って見えます。
1つの花は5裂、
おしべ4とめしべ1は上向きにのびています。
posted by mulberry at 08:23| 東京 ☀|
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植物
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2020年04月13日
鳥山のオガサワラグワ
外観
樹皮
標識
4/13 旧3/21 曇り
鳥山山頂付近の
オガサワラグワ(クワ科・固有種)です。
幹の一部は枯れていますが、
上の方にのびている部分は元気そうでした。
近くにはシマグワ(外来種)もありました。
オガサワラグワとシマグワは
交雑することが知られています。
この個体は
純なオガサワラグワです。
過去の伐採と交雑により
父島では純な個体がかなり少ないです。
保護増殖事業として
クローン苗からの植栽なども行われています。
posted by mulberry at 07:53| 東京 ☔|
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2020年04月12日
鳥山付近のウラジロコムラサキ
ウラジロウムラサキ(シソ科・固有種)の若木です。
鳥山付近、
岩場に近い草地にひっそりと出ていました。
本種は
父島と兄島だけにわずかに生えています。
ノヤギの食害を受けやすいようで、
父島は数えるほどしかありません。
ノヤギのいない兄島では
少し増えてきているようです。
この個体はまだ標識がついていないので、
環境省に要報告です。
ノヤギはこの辺にもいるので、
早めにネットなどで囲った方がいいですね。
posted by mulberry at 08:49| 東京 ☁|
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植物
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オオバシロテツ花(雌株・雄株)
雄花
雌花
4/12 旧3/20 曇り
雌雄異株、
オオバシロテツ(ミカン科・固有種)の花です。
シロテツの仲間は3種あり、
シロテツ、オオバシロテツ、アツバシロテツ。
そのうち、
オオバシロテツの分布が一番広いです。
父島列島では他の2種もあります。
オオバシロテツは
父島では主に南部に分布する印象があります。
本種は小高木で
和名の通り、葉が大きめです。
花はシロテツと見た目変わらないです。
雌雄の花とも
かなりこぶりな白い花弁4、おしべ4、めしべ1です。
雌花は柱頭が見えますが、
雄花はそれがないです。
おしべの葯の差はわかりにくいですが、
雄花の方がはっきりとついています。
posted by mulberry at 08:30| 東京 ☁|
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2020年04月10日
雌雄異株シロテツの花
雄花
雌花
シロテツ(ミカン科・固有種)が
花期を迎えています。
雌雄異株です。
雄株の花(雄花)、雌株の花(雌花))は
基本の形は同じです。
ごく小ぶりな4弁の白花で、
おしべ4、めしべ1です。
違いが分かりやすのは
めしべの部分。
柱頭が出ているのが雌花です。
おしべの葯の分も違いがありますが、
わかりにくいですね。
雄花は葯がしっかりついています。
見分ける部分も小さいので、
注意して見比べてください。
posted by mulberry at 08:35| 東京 ☁|
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植物
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ムニンゴシュユ落花(雄株の花)
4/10 旧3/18 曇り
ムニンゴシュユ(ミカン科・固有種)は
雌雄異株。
雄株の花(雄花)の落花を見つけました。
花は高い場所で咲いていました。
花の基本的な形は
ほぼ雌花と同じ。
花は白(薄緑がかる)4弁、
おしべ4、めしべ1。
わかりやすい雌花との違いは
めしべの部分。
雌花は柱頭が出ていますが、
雄花はそれがありません。
本種は個体数が少なく、
花が低いところで咲いているのを、
なかなか見つけることができません。
posted by mulberry at 08:10| 東京 ☁|
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2020年04月09日
シマギョクシンカ花
4/9 旧3/17 曇り
シマギョクシンカ(アカネ科・固有種)の花が
咲いていました。
芳香もあります。
低木性ですが、
あまり陽がささないような樹下にあることが多いです。
花は半球状の集散花序に、
まとまってつきます。
花が盛りの頃に見ると、
白い半球状に見えます。
1つの花は白5裂、おしべ5、めしべ1。
めしべの花柱は棍棒状です。
林内でひっそり生えていて
芳香で気づくときもあります。
posted by mulberry at 08:33| 東京 ☀|
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植物
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2020年04月08日
ムニンイヌツゲ、雄株の花(雄花)
4/8 旧3/16 雨
ムニンイヌツゲ(モチノキ科・固有種)の花を
見つけました。
雌雄異株です。
葉も花もかなり小ぶりです。
小さな葉には
鈍鋸歯があります。
花は同科のシマモチと似ていますが、
さらに小ぶりです。
花は白4弁、おしべ4、めしべ1です。
この株は雄株です。
めしべのふくらみがありません。
ちなみに
ツゲはツゲ科、イヌツゲはモチノキ科です。
イヌがつくものは、似ていて非なるもので、
本家より落ちるという意味に使われます。
かわいそうなイヌ。
posted by mulberry at 08:20| 東京 ☀|
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植物
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2020年04月07日
ムニンゴシュユ雌花(雌株の花)
ムニンゴシュユ(ミカン科・固有種)の花が咲いています。
花の写真撮るために
ちょっと木登りしました。
本種は個体数も少なめで、
なかなか低いところの花を見つけられません。
雌雄異株で、この株は雌株。
花はかなり小ぶりで、白(薄緑がかる)4弁、
おしべ4、めしべ1(柱頭4裂)。
雌株の花(雌花)は
めしべの柱頭がしっかりのびています。
他の特徴として、
葉が3出複葉、木肌が黄色っぽいなどがあります。
分布は父島・兄島のみのようです
ムニンゴシュユ、
漢字で書くと無人呉茱萸。
posted by mulberry at 08:10| 東京 ☀|
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植物
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2020年04月05日
クロトンノキ雄花と雌花
雄花
同
雌花
クロトン(トウダイグサ科・外来種)の
雄花・雌花が咲いていました。
本種は雌雄同株ですが、雌雄異花、
雄花と雌花は花序ごとに異なっています。
花は穂状花序に複数つきます。
雄花には
花弁5-6、や萼片5-6があり、おしべ多数です。
雌花は、花弁や萼片がなく、
めしべの子房が膨らみ、先は4裂(数は変異あり)です。
クロトンノキ、
クロトン、ヘンヨウボクなどともいわれています。
posted by mulberry at 10:02| 東京 ☀|
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シマモチ雄花
シマモチ(モチノキ科・固有種)は
雌雄異株。
この写真は
雄株の花(雄花)です。
花は白(乳白色に近い)4弁、
おしべ4、めしべ1です。
雄花と雌花とも
おしべ、めしべはついています。
柱頭の大きさの違いが顕著で、
雄花は小さく緑で、
雌花はしっかり膨らみ黄身がかっています。
また雄花は咲いてすぐだと
おしべにしっかり花粉がついています。
近縁種にムニンモチがありますが、
この2種を同定するのは難しいです。
(同種とする見方もあります)
posted by mulberry at 08:32| 東京 ☀|
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プロフィール
名前:吉井信秋
年齢:3×19
誕生日:ハロウィーン
性別:♂
職業:ガイド
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