2019年08月11日

「観光亡国論」( アレックス・カー、清野 由美)

観光亡国論 (中公新書ラクレ) [ アレックス・カー;清野 由美 ] - 楽天ブックス
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2019年3月発行
「観光亡国論」(アレックス・カー、清野由美)
http://www.chuko.co.jp/laclef/2019/03/150650.html

著者は、観光にかかわり観光を肯定しつつも、
現状の日本の観光に批判をくわえています。

それでこのタイトルなのでしょう。

これからの観光で目指すものは
質を求めるクオリティ・ツーリズム、
「分別」のあるゾーニング、
適切なマネージメントとコントロール
という主張です。

章立てでは
宿泊、オーバーキャパ、交通・公共工事、
マナー、分荷、理念などが論じられています。

一律の規制や撮影禁止には異をとなえます。
規制には例外を設ける工夫も。

交通の不便さが観光に有利に働くことも
実例を設けて説明しています。

クオリティ・ツーリズムでは、
必ずしも高級化をとなえていません。
複数の選択肢があるべきだと。

大型観光と小型観光では
落ちるお金で具体的に小型観光のメリットをあげています。

目からうろこまではいかないかもしれませんが、
参考となることでしょう。



posted by mulberry at 16:09| 東京 ☀| Comment(0) | 本・雑誌 | 更新情報をチェックする
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