2017年02月09日

「白秋全集 16」(北原白秋)

白秋全集16に、南海異聞という題で
「小笠原の夏」「小笠原島夜話」の小編があります。

北原白秋が小笠原に滞在したのは
1914年(大正3年)3月から6月までです。

短い文章から、父島の生活がうかがえます。
「油虫とハエは非常に多かった。

 デイコのことはビーデビーデと書いています。

 トマトがどこでも出てきたようです。

 明治政府が統治以降は
 帰化人系の方はかなり圧迫を受けていたことがうかがえます。

 島内の物価は高かったようです。

 正覚坊(アオウミガメ)は缶詰で出荷。

 志摩は浮世離れしているようで、浮世の縮図

 島司(阿利孝太郎)排斥運動のことや碑のこと  」  など。

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posted by mulberry at 10:32| Comment(0) | 本・雑誌 | 更新情報をチェックする
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