2013年09月24日

「昭和天皇・マッカーサー会見」(豊下楢彦)

6001930.gif

FBで紹介されていたので読んでみました。
http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/6001930/top.html


戦後、
昭和天皇が政治家として動いていたことがよくわかる本です。

象徴である天皇が超法規的に動いていたのです。

戦後から今に至る体制の基礎(アメリカ追従・日米安保など)を作ったのは
昭和天皇といっても過言でもありません。

そこには
迫りくる共産主義の脅威が大きくあったのです。

共産主義に
まずそぐわないのが天皇制です。

天皇制崩壊の危機を避けるために必要だったことが
アメリカとの協調だったのです。

昭和天皇は
サンフランシスコ講和条約などにも謝意を評していたのです。

それはすなわち
東京裁判、アメリカの沖縄占領などを認めるということです。

なぜ天皇が靖国神社参拝をしないかという
靖国問題につていも言及しています。

本書は
天皇政治家史観と言えますね。


昭和天皇崩御の後の今上天皇からこそが
憲法通りの「象徴」なのかもしれません。

そして
慰霊の旅を続ける天皇皇后両陛下です。



posted by mulberry at 15:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | 更新情報をチェックする
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