
三島由紀夫による、「葉隠」の入門書です。
http://www.shinchosha.co.jp/book/105033/
三島はこの「葉隠」を
座右の書のようにしていたのですね。
本書では
前半部は三島由紀夫による「葉隠」の解釈です。
プロローグ 「葉隠」とわたし
一 現代に生きる「葉隠」
二 「葉隠」四十八の精髄
三 「葉隠」の読み方
後半部では、
「葉隠」の現代語抄訳があります。
付「葉隠」名言抄(笠原伸夫訳)
読み方としては
先に現代語抄訳を読んでから、三島の解釈を読むのがおすすめです。
「武士道といふは、死ぬ事と見付けたり」が
あまりにも有名な「葉隠」
「葉隠」は
佐賀藩士・山本常朝の座談を筆記したものです。
武士としての生き様を説いています。
誰か(藩や幕府)に仕える立場としての
武士の処世術といってもいいですね。
今も多くの人は誰か(会社など)に仕える立場は同じ。
現代人にも通じるところはあるでしょう。
気概として
いつも「武士道といふは、死ぬ事と見付けたり」があるのです。
これがあるからこそ、
いううべきとは言い、やるべきことはやるという姿勢が示せるのです。
世の社会人、見習っていきましょう。
http://www.shinchosha.co.jp/book/105033/
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