2013年01月14日

「こころ」(夏目漱石)



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1/14 旧12/3 荒れ模様

この年末年始に、枕元で読んでいました。

タイトルは「こころ」ですが、
僕の読んだ本はかなりの古本でタイトルも「こゝろ」となっています。
http://www.shinchosha.co.jp/book/101013/

死(自殺)が大きなテーマとなっている小説です。

主人公の「先生」の自殺と「先生」の友人Kの自殺までのいきさつが
「先生」から主人公へ送った文書という形で描かれています。

Kの自殺は
先生とkが間借していた大家さんの娘との成就せぬ恋の結末。

しかも、
大家の娘の結婚相手はよりによってその先生。

これも自殺の引き金になったことは間違いありません。


そして、
先生はKの自殺について、一生悩み続けます。

先生は
娘に対してずっと好意を持っていたのは間違いないのです。

しかし、娘さんへのはっきりしない態度が
kの娘への恋になったことは間違いないからです。

先生も最後の結末は自殺です。

著者は
そこに明治天皇の崩御、乃木将軍の殉死とを重ねあわせています。

http://www.shinchosha.co.jp/book/101013/

高杉晋作は辞世として
「おもしろき こともなき世を おもしろく」と残しています。

これは自殺する人の心境とは対極のところにある心境でしょう。

最後のところは
この辞世の気持ちで、自殺を思いとどまってほしいものです。

posted by mulberry at 10:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | 更新情報をチェックする
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