2012年10月12日

ムニンナキリスゲの花

PA080106.JPG

10/12 旧8/27 曇り

父島の明るい高木性の森では
林床にムニンナキリスゲ(カヤツリグサ科・固有種)が
まとまって生えています。

林床を見回すと
そればっかりのところもよくあります。

最近、そういう場所を歩いていいると、
花をつけているのをよく見かけるようになりました。

カヤツリグサ科なので、
花は白い紐・毛のようなものがついている程度です。

過去記事
http://blogs.dion.ne.jp/mulberry/archives/10306847.html

ところで、
ツアー参加者には固有種を見たいという方がわりと多いです。

でもこれを「固有種です。花です。」って紹介しても
あまり喜んでもらえません。

固有種が見たいって言ったのに、・・うそつき。苦笑


小笠原に固有種の植物は多いですが、
独特の形態のばかりが固有種ではないですからね。

内地の近縁種とちょっと違う程度のものも多いですから。
あしからず。

posted by mulberry at 08:17| Comment(4) | TrackBack(0) | 植物 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>独特の形態のばかりが固有種ではないですからね。
離島の植物は花が小さく色も白とか地味になって行くのが特徴で
何だよこんなものってのが独自の形態だったりしますからねぇ。
ハイビスカスとかブーゲンビリアは例外なんだよねぇ。
Posted by gecko at 2012年10月15日 20:56
そうですね。

でも僕もあまりこのスゲ類はなにが独自なのか、
よく分かりませんけど。苦笑。
Posted by マルベリー at 2012年10月16日 07:43
関連は薄いかも知れないけど興味深い論文があったよ。
「海洋島である小笠原諸島に分布する多数の固有種とその形成」
http://ci.nii.ac.jp/naid/110009418720
CiNii 論文PDF - オープンアクセス よりpdfへ
Posted by gecko at 2012年10月16日 20:54
ありがとうございます。
Posted by マルベリー at 2012年10月17日 07:24
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