『「常識」とは、簡単に言えばわれわれの日常生活の行動規範であり、
同時にそれに基づく判断の基準である。』
『日本人の常識が世界の常識であるかのごとく思い込むこと自体が
一つの非常識に過ぎない。』
本書は
『日常生活の行動規範とそれを基にしたさまざまな事象への判断を
収録した。』
『「常識」は決して軽視すべきものでない。
と同時に、それに「落とし穴」があることも事実なのである。』
ということで
本書を読むとなるほどと思うこと多数です。
世の中には
私利私欲や組織・個人の保身に満ち満ちています。
それによって
常識がゆがめられていることもあるように思います。
そういう世の中で常識とは何か、
きちんと考え直す参考になるのでないでしょうか。
30年ほど前に書かれた本で、題材は当時のものですが、
決して古さを感じさせません。
http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784167306069
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