2012年05月19日

「天皇の影法師」(猪瀬直樹)

205631.jpg

単行本としてはすでに30年ほど前に出版されています。
http://www.chuko.co.jp/bunko/2012/04/205631.html

不謹慎かもしれませんが、
今上天皇が高齢を迎えている現状を考えると、
タイムリーな本といえます。

今こそしっかり読んでおきたい本です。

この本が書かれたときも
まさに昭和の時代が終わりを告げようという時でした。


テーマは天皇の崩御。

プロローグ・エピローグがあり、
明治・大正天皇崩御にまつわる4編の章立てとなっています。

天皇崩御の朝に・・スクープの顛末、
柩をかつぐ・・八瀬童士の六百年、
元号にかける・・鴎外の執着と増蔵の死、
恩赦のいたずら・・最後のクーデター、


崩御の際の元号制定、葬送、恩赦。
いずれも国民にとっても重大な関心事です。

天皇が崩御にまつわる話しだから
影法師なのですね。

猪瀬直樹過去記事
http://blogs.dion.ne.jp/mulberry/pages/user/search/?keyword=%C3%F6%C0%A5%C4%BE%BC%F9

八瀬童子
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E7%80%AC%E7%AB%A5%E5%AD%90



posted by mulberry at 17:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック