3/20春分の日 旧2/28 晴れ
オガサワラビロウ(ヤシ科・固有種)は
父島で広く分布しています。
千尋岩コースのルート沿いでも
沢筋のルートを越えて、山地部に入ると、普通に出てきます。
高木性の樹林の中では背の高い個体も多くあります。
まだ背丈の低い若い固体では
とても葉柄も長くなっています。
ところが千尋岩のあたりまで来ると、
こんな写真のようないじけた個体ばかり。
ここは土壌も浅く、乾いていて、風当たりもきついので、
低木性の樹林です。
オガサワラビロウもこうなっているんでしょう。
幹が太めで背丈が低く、葉柄も短くかたい。
なんだか別な種のようですね。
こういう環境の違いのあるものが
長い長い年月で隔離された状態で続くと種分化が起きるのでしょう。
かも知れないから人為的な攪乱はやっちゃいけないんだよ。
今みたいに連日数十人が千尋に行くてのは異常だしeco(エコロジー)とは正反対な行為だと思うよ。
ecoがエコノミックって事ならそう言う事か納得するけど。
せっかくのガイドなんだから途中の景色、動植物のユニークさをメインにしないとダメじゃん。
まぁ、勝手な外野の意見なんだけどね。
でもマジで千尋岩は今のままじゃダメだと思うよ。
今が異常なのは昔を知っている人ですね。
そのころから見ればたしかに異常。
今のところ、目的地とガジュマルの混雑がある程度で
他はそれほど気になりません。
土壌・植生への影響はすぐ見えるものでもありません。
僕にも変化は見えてません。
モニタリング結果を待ちましょう。
途中の景色、動植物のユニークさ、書くように努力します。
まあそこは自分のブログだから、
書きたいネタが優先しちゃうので・・・