2/22 旧2/1 曇り
昨日も千尋岩コースでした。
想像していた以上に多くの人が来ていました。
僕が着いたときは2組目でまだすいていました。
いつもの余裕の千尋岩。
2組あわせて20人足らず(ガイド込み)。
次に8人。その次に14人。
さらに4人、さらに10数人、さらに10数人。
計7組、80人近くになるでしょうか。
僕はこの場所でこの人数に経験するのは初めてです。
ちょっと圧倒されました。
千尋岩の上が
観光地ポイントの展望台状態に。
そこで環境収容力の登場です。
昨年、沖縄のシンポジウムにいきましたが、
実際に算出は難しいようです。
http://blogs.dion.ne.jp/mulberry/archives/10161076.html
環境収容力にはいくつかの要素があります。
今ここで問題にしているのは、
混雑ぶりなので社会的環境収容力です。
うちのグループは初めのほうに来て、あとからあとから人が増えてきて、
参加者もちょっと違和感を覚えていたようです。
こういう混雑はいつもいつもではないでしょうから、
当分様子見といったところでしょう。
(モニタリング期間かな)
また、
ある程度続くと慣れるいうこともあるでしょう。
小笠原の今までの良さは人の少ない静かなところにあったので、
そこら辺をどう考えていくかですね。
混雑ぶりが目立つのは実際にこの目的地の上だけで
ルート沿いはみな少しはなれていて影響なしでした。
またこの上の賑わい12-13時ごろだけなので
そこをずらせば静かなはずです。
収容力過去記事
http://blogs.dion.ne.jp/mulberry/pages/user/search/?keyword=%A5%AD%A5%E3%A5%EA%A5%F3%A5%B0
そうではなくて環境に対する負荷の方が問題になると思いますよ。
(混雑だけならタイムシフトすれば良いだけですよね)
赤土の部分を見ると踏み跡だらけみたいですね。
千尋岩の上は元々裸地ですからそこだけを見ればなんでもないですが
途中の道は同じような負荷を受けているはずですよね。
途中のガレ場なんかはずいぶん前から禿げてきてますよね。
千尋岩も南島と同様に立ち入り制限が必要なのかも。
複数のコースを設定し数年おきに休ませると言うのがベストなんじゃないでしょうか?
こういう状況もあるという報告です。
環境負荷はすでに科学的なモニタリングが入ってますから、
いずれ報告が出るでしょう。
ガレ場はもともと道でない所を道にした場所なので、
何らかの対策は必要でしょうね。
立ち入り制限は利用者にとっては
やられたくない手段ですから、
そういう事態にならないように利用する努力は必要ですね。