徒然草は吉田兼好(卜部兼好)、
「つれづれなるままに、日暮らし硯にむかひて、心にうつりゆくよしなし事を・・・・」
方丈記は鴨長明、
「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。・・・」
でそれぞれ始まる有名な作品(随筆)です。
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480423481/
書かれた時代は、
方丈記が鎌倉初期、徒然草が鎌倉末から南北朝時期。
どちらも著者は出家しています。
編者の解説によれば、
徒然草は「真正の書」、方丈記は「状況の書」としています。
そのため、この2書の内容を比較して徒然草に軍配を上げています。
(方丈記が美文ということは否定していません。)
その比較のため
この2作品が組み合わされたのが編者の意図です。
それが僕にわかったかというと・・・苦笑
何度か読まないと駄目かな。
本文の構成は
現代語訳・本文・語釈の順となっています。
つまり1つの文章に対して2回づつ読むこととなります。
随筆のなので、
色々なことを書き連ねられています。
当時も今も、
人の心・行動はあまり変わらないですね。
徒然草でも古きものをよしとしてところがあり、
笑えてしまいますね。
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480423481/
【関連する記事】
- 「マンボウのひみつ」(澤井悦郎)
- 「21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考 」( ユヴァル・ノア・..
- 「富士山はどうしてそこにあるのか」( 山崎 晴雄)
- 「「昭和天皇実録」を読む」 ( 原武史)
- 「宇宙に「終わり」はあるのか」( 吉田 伸夫)
- 「宇宙戦艦ヤマト2199でわかる天文学」(半田利弘)
- 「知識ゼロからの植物の不思議」( 稲垣栄洋)
- 「村上春樹にならう「おいしい文章」のための47のルール」(ナカムラクニオ)
- 「オリジン・ストーリー 138億年全史」( デイヴィッド・クリスチャン)
- 「図解 古事記と日本書紀」(森村宗冬)
- 「決定版 日本書紀入門」(竹田恒泰・久野潤)
- 村の女たち(瀬川清子)
- 「世界一訪れたい日本のつくりかた 新・観光立国論〈実践編〉」(デービッド・アトキ..
- 「経済成長なき幸福国家論」(平田オリザ・藻谷浩介)
- 「空港&飛行場の不思議と謎」( 風来堂)
- 「江戸300藩「改易・転封」の不思議と謎」( 山本 博文)
- 「嘘と正典」(小川哲)
- 「敗者の生命史38億年」( 稲垣 栄洋)
- 「海は甦える(第一部~第五部)」(江藤淳)
- 「世界史を大きく動かした植物」( 稲垣 栄洋)