2012年01月29日

「徒然草・方丈記」(大伴 茫人編)

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徒然草は吉田兼好(卜部兼好)、
「つれづれなるままに、日暮らし硯にむかひて、心にうつりゆくよしなし事を・・・・」
方丈記は鴨長明、
「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。・・・」
でそれぞれ始まる有名な作品(随筆)です。
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480423481/

書かれた時代は、
方丈記が鎌倉初期、徒然草が鎌倉末から南北朝時期。
どちらも著者は出家しています。

編者の解説によれば、
徒然草は「真正の書」、方丈記は「状況の書」としています。
そのため、この2書の内容を比較して徒然草に軍配を上げています。
(方丈記が美文ということは否定していません。)

その比較のため
この2作品が組み合わされたのが編者の意図です。

それが僕にわかったかというと・・・苦笑
何度か読まないと駄目かな。

本文の構成は
現代語訳・本文・語釈の順となっています。
つまり1つの文章に対して2回づつ読むこととなります。

随筆のなので、
色々なことを書き連ねられています。

当時も今も、
人の心・行動はあまり変わらないですね。

徒然草でも古きものをよしとしてところがあり、
笑えてしまいますね。

http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480423481/
posted by mulberry at 16:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | 更新情報をチェックする
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