サブタイトルは「人と自然の共生システム」。
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=1552309
「はじめに」によると
本書は共生型のエコツーリズムにこだわっています。
その具体例を紹介し、
エコツーを通じた自然環境の持つ価値の「活用戦略」を解説しています。
自然環境の保全のためには
「人と自然との融合体」としての地域資源のマネジメントが必要です。
本書は、
自然環境に多少影響を与えても、理念と手法がしっかりしていれば、
マネージメントは可能というスタンスです。
地域資源を活用するエコツーリズム、
エコツアーと地域資源の保全
エコツーリズムと地域資源マネジメント
<事例>地域資源の保全と利用の実際
エコツーリズムによる地域資源の保全と利用の戦略
という章立てになっています。
活用、保全、マネジメントという順立てで書き進められ、
各地の事例が紹介され、最後にまとめてなっています。
うちは生業としてガイドをやっています。
2.2節には「エコツアーガイドの役割」があります。
この節はガイドさんが著者になっているだけあって、
現実に即したとても的を得たものとなっています。
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