12/10 旧11/16 曇り
オガサワラオオコウモリは
日中、森林をねぐらにしています。
以前からよく知られたねぐらは
住宅地のすぐそばにあります。
そこは法的にも規制がかかって
一定期間は立ち入りもできません。
(鳥獣保護区の特別保護地区)
観光協会の自主ルールでは
この規制がかかる以前から日中の立ち入りを制限していました。
そのねぐらの場所は道路から奥まった場所でした。
それがこの夏以降、
道路から見える場所にねぐらを取っている個体が出てきました。
それもわりとまとまった数で。
天下の公道ですから、車も通ります。
僕も実際に見にくことがありました。
(日中なので望遠で写真も撮れました。)
しかし、研究機関の調査によると、
従来からのねぐらの移動・分散の傾向が出ているようです。
繁殖期でもあるこの時期、悪影響を回避するため、
その場所の道路がしばらく閉鎖されることとなりました。
人の生活の不便はあるでしょうが、
緊急事態ということでオオコウモリの保全が優先されたということです。
そっと見守っていきましょうね。
小さな島の小笠原。
人と野生生物が近いところで暮らしています。
きっちりと人と野生生物の生活圏を切ることは
難しい場合もあります。
人の生活も大事、野生生物も大事。
共生ということを考えると
難しいけど智恵を絞ってその時々のいい案を採用するしかないでしょう。
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