5/22 旧4/29 曇り
3-4月は
ワラビ(広域種・コバノイシカグマ科・シダ)の新芽でした。
その後、どんどん育ち、今ではしっかり新葉がしげりだしてきました。
足元をよく見ると、まだ少しは新芽もあります。
これからさらにしげって、夏ごろには背丈ももう少し高くなります。
大人の胸近くまでのびますね。
ワラビの生えている所は
写真のようにある一定面積が開けて畑のようになっています。
なので新葉がでている今の時期は
とても色が鮮やかですね。
http://blogs.dion.ne.jp/mulberry/pages/user/search/?keyword=%A5%EF%A5%E9%A5%D3
戦前のわらび畑の跡ですね。
いつまで経っても他の木が生えないのは極相林の無い小笠原ならではの景色じゃないかと思ってます。
ワラビが密生しているせいなのか、
寄せ付けないアレロパシーがあるのか、
よく分かりませんね。
日陰でも枯れない樹木(極相林を構成する樹木)ならワラビの上に出るまで苦節何年って我慢して、上に出たら一気に育つ。
ワラビは日陰になるとあっという間に枯れちゃうんで、遷移が始まって林が形成される。
ってのが一般的だけど、小笠原の大きくなる樹木は陽樹だけなんですよ。(だから極相林が無い)
ほら、台風の後しばらくたつと色々な木が生えてくるけど、そのうち日が当たらなくなって枯れちゃうでしょ。
こんな樹木じゃワラビに勝てないんだね。
ってな事で小笠原らしい風景の一つかなと思う訳ですよ。
一気にのびる樹木・草本があると変わるかも。
実際、ワラビの新芽とりのときは地面がはっきり見えています。