中央山付近、東平の林内では、
ナガバキブシ(固有種)が咲き始めています。
林内の低木で、ひょろっとしていて、
かなり貧弱な感じに見える樹木です。
現在、個体数はとても少ないようですが、
東平では歩道のルート沿いで、数本見られます。
(このルートは入林パスが必要です。)
しかし、よっぽど場所を知っていなければ、
見つけるのは難しいかもしれませんね。
和名の漢字は、長葉木五倍子(木付子)です。
五倍子でふしです。
ふしはヌルデの若葉などに生じる虫こぶです。
このキブシの果実が、
ふしの代用として、黒色染料にするところから、
和名がついているようです。