2008年05月09日

本:森の不思議を解き明かす


0135-9bb.jpg5/9 旧4/5 くもり 台風2号に注意

この本は、
日本生態学会主催の公開講演会(2008-3-16)の
講演内容をまとめたものです。

意図としては、
森林に関心を持つ市民・学生を対象にし、
深く学ぶためぬ作られた入門書です。

講演は短くまとめられていますが、
まとめるまでの森林の各種調査には
相当の時間が費やされているはずです。

気になるフレーズとしては
・樹木は攪乱の影響が有利になるような進化を
 遂げてきた
・樹木は明るいところに枝と葉を重点的に配置する
 というルールに従う
・森林土壌の「水をゆっくり流す」機能
・森は水を消費するので、水を減らす
・熱帯土壌は栄養的に貧弱
・熱帯林ではリンの欠乏の可能性が高いが、樹木にリ ンを再吸収するいくつかの仕組みがある
・ハナバチ類は花粉のつきやすい体毛のため送粉効率 が高い
・植物では二次代謝が著しく多様
・植食性昆虫は有毒な二次代謝産物を解毒する機構を 進化させている
・タンニンは内臓への急性毒性をもつ物質
・生態系には自己調節作用がある
・一番単純なことが一番重要
・樹木の根は地上から30cm程度までに集中
などです。

http://birder-scrapbook.seesaa.net/article/90886427.html
posted by mulberry at 06:39| Comment(0) | 本・雑誌 | 更新情報をチェックする
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