昨晩、森林生態系保護地域の住民説明会が
実施されました。
保全管理委員会で議論されていた保全管理のあり方が
2/26の会議で大筋合意され結果が示されたものです。
保全管理計画の概要が説明され、
これは質問もほとんどなく終了。
小笠原の国有林のほとんどが
この保護地域に指定されました。
次に、入林手続きについての説明。
今後は、基本的に4時間程度の講習受講が
必要になります。
調査研究者以外は村民であることが条件です。
したがって、観光者は、都・村遊歩道以外の歩道は、
自由には歩けないことになります。
最後に、立ち入り対象ルートの説明。
従来より利用されていたルートがいくつか削除され、
また野生動物の繁殖などの配慮で、
期間限定ルートも設定されました。
しかし、村や都がルートの貸付を受けると、
このルールからは外れるそうです。
ここが実は抜け道かもしれません。
いずれにせよ、
利用する側からすると、やや厳しい結果です。
目的のためにはそうなって当然でしょうけど。
運用開始は今年9月からですが、
今後、ツアーコースの組み立て直しが必要です。
地元の行政は、硫黄島のこともそうですが、
6割を占める土地のことを国で決められてしまって、
あまり手が出せずに歯がゆい思いをしていることも、
あるのかなあと思います。住民も同じ思いでしょう。
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