新編特攻体験と戦後 (中公文庫) [ 島尾敏雄 ] - 楽天ブックス1981年発行「特攻体験と戦後」(島尾敏雄・吉田満)。
新編としては2014年発行。
本書は
著者二人の対談が主となって構成されています。
著者の二人は
どちらも海軍予備学生出身。
島尾氏は震洋隊隊長として
奄美・加計呂麻島につき、特攻なく終戦を迎えました。
吉田氏は、
戦艦大和に副電測氏として乗船し、生還しました。
その後、
終戦まで人間魚雷の基地にいました。
両者の体験としては
大きく違いがあります。
ただし、
いつ死んでおかしくない境遇にいたことには違いがありません。
特攻、
僕らの人生にはあり得ない(はず)の体験です。
彼らの対談を読んでおくのは
その一端を知る意味で、意義のあることと思います。
彼らだって、学生さんだったから、
その時代の流れに巻き込まれただけなのですよね。
posted by mulberry at 16:31| 東京 ☀|
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