しなやかな日本列島のつくりかた 藻谷浩介対話集4/6 旧3/7 曇り
本書は
藻谷浩介氏と7人の現智の人との対談集です。
本の帯には
地元の経営学のという表現があります。
ジャンルは
商店街、過疎集落、観光、農業、医療、鉄道、不動産開発です。
観光では山田桂一郎氏。
藻谷さんが「デフレの正体」で紹介した人口構成の変化を以前から説いています。
アントプレナーシップ(起業家精神)についてで
父島の事例が出ています。
「・・人口2000人少々ですが・・
人の行き交う商店街があり、若い起業家がたくさんいます。」
気になるフレーズをいくつか
「あなたが生きていくために、あなたの暮らしを犠牲にしましょうって、
それは話がおかしい。」(復興や経済成長などで)
「日本人はもともと、
明治になるまで独立した個人を文学すら描けなかった民族です。」(共同体のことで)
「同じように全部を市場化してはいけない。
折衷主義でやっていかなければいけない分野がいくつかあって・・」
(教育や医療に関して)
「イコール・フッティング(競争の土台をそろえる):
(例:鉄道(線路は会社負担)自動車(公共事業)のインフラコストに関して)
「インフラで一番の赤字を出しているのは、
実は都市部の校外にひかれた街路と上下水道です。」
目からウロコの言葉がたくさんちりばめられています。
http://www.shinchosha.co.jp/book/335371/
posted by mulberry at 06:56|
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