
「吾輩は猫である」、
夏目漱石の作品では一番知られたタイトルではないかと思います。
http://www.shinchosha.co.jp/book/101001/「吾輩は猫である。名前はまだ無い。」
から始まります。
小説の最後は、
猫がビールで酔っぱらってカメに落ちて死んでいきます。
最後の文章は
「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏。有難い有難い。」です。
苦沙弥家で飲み残しビールに口をつけて
猫は死んでいくのですが、ここで死ぬ必然性はないです。
著者がそろそろ小説の終わり時と感じたのでしょう。笑
小説は猫が生まれて、
教師苦沙弥先生のうちに住み着くところから始まります。
その家での家庭や知人との会話や家の周辺での出来事が主です。
だからストーリーはあるようなないような。
明治時代の知識レベルの高かった人の世間話と
いえばいいのではないでしょうか。
数十年ぶりに読んだ本ですが、
今回読んでみて、僕はそれほど惹かれる内容ではのなかったですね。
posted by mulberry at 15:01|
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