
「そして父になる」
映画より先に、文庫本を読みました。
http://tkj.jp/book/?cd=721515012組の家族の病院での子供の取り違えを主題にしながら、
父のあり方、家族のあり方を問うている物語です。
世の仕事で忙しい、家族サービスもあまりしないお父さんに
問いかけているようです。
子供がいるから父なのではなく、
「父になる」のですね。
出産直後に子供が取り違えらたたまま、
6歳になるまで気づかず育てた2組家族。
1家族が血液の不一致から自分の血を分けた子でないことに気づき、
病院での取り違えが明らかに。
そして2組家族の葛藤を描いています。
2組の家族はそれぞれ
子供1人のエリートサラリーマンの家族と
子供3人の自営業で電気屋の家族。
かなり対照的な2組です。
どう見ても
子供にとっては自営業の家族の方が幸せに見えます。
こういうごたごたがあって
エリートサラリーマンは仕事でも左遷されます。
そこで家族のあり方が
彼の中で変わってきました。
世のお父さんたちに
もっと子供との付き合いを大事にしろよと言っているようでした。
お父さんからすると、
家族のためにも一生懸命働いているんだという反発がありそうですね。
でも父になることを選んだお父さんには、
子供との付き合いもきちんとね。(自戒も込めて)
映画観たくなりました。笑
posted by mulberry at 07:53|
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