2013年01月18日

「博士の愛した数式」(小川洋子)

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記憶が80分しかもたない数学者の博士と
そこで働く家政婦とその息子の物語。

http://www.shinchosha.co.jp/book/121523/

共通の話題は
数式となぜか江夏豊(元阪神ピッチャー)。


物語は
家政婦がその博士のところに派遣されるところから始まります。

博士と家政婦の会話には
いろいろな数式が出てきます。

ひょんなことから家政婦の息子が
博士の家に出入りするようになります。

そうすると
野球の話題にも広がっていきました。

博士にとっては江夏は阪神の江夏。
現実にはすでにトレードで他の球団へ。

江夏に関する数字が
数式と結びついていきます。

江夏の背番号28は完全数。
28=1+2+4+7+14(28で割れる数字)です。
http://www.shinchosha.co.jp/book/121523/

ちなみにこの作品は
小泉堯史監督監督で映画化されています。

僕は見ていないのですが、
この監督、高校の同窓(水戸一)の先輩です。










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冬場は定期的にシケがやってくる・・

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1/18 旧12/7 曇り

今日の父島はシケです。

冬型の気圧配置になると、
そのあと、大概、小笠原の海もシケ模様になります。

こういうときは
天気もあまりぱっとしません。

どちらかというと曇りがちの天気になります。
ただし雨はたまにぱらつく程度。

冬場はこんなシケが
4-5日に1回は巡ってくるように思います。

シケでなくても
冬の海は波がある日が多いですね。

でも数少ないですが、
たまに凪の時もあります。

1-3月くらいまでは
こんな海況で順繰りに日々過ぎていきます。

これから来島の皆さん、
いい海況の時にあたるといいですね。

これは運ですね。

周りから文句言われないよう
日頃の行いをよくしておきましょう。笑
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2013年01月17日

南島のシダ・・マツバラン

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1/17 旧12/6 晴れ

南島の岩場のくぼみで
マツバラン(シダ・マツバラン科・広域種)を見つけました。

父島では
樹木の幹や枝に着生しているのをよく見かけます。

またコンクリートの割れ目や岩場にも
生えているのも見かけます。

なので
父島ではさほど珍しいシダではありません。

しかし、
南島でマツバランに気がついたのはこの場所が初めてです。

日陰の少ない低木性の南島では
シダ植物はとても少ないです。



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2013年01月16日

夕日とホエールウォッチングと・・三日月山展望台

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1/16 旧12/5 晴れ

三日月山展望台(ウェザーステーション)は
父島集落から歩いて20-30分ほどの山の上にあります。

そこにいたる道は車道が1本きり。

車やバイクで行く人、歩いていく人、
チャリンコでいく人、人それぞれです。

そして帰路には
人それぞれの思いをもって下っていくのだと思います。

そこで
重要な役割を果たすのが夕日とザトウクジラです。

夕日は
日によって千差万別の楽しみがあります。

中には、
予想以上に早く、雲に隠れてしまう日もあります。


年を越して、
ザトウクジラも見つけやすくなってきました。

こちらは
時間に関係なく、明るい時間帯ならいつでも見れます。

三日月山展望台で
夕日やクジラを見て、素敵な思い出作ってください。

中には
出会いのある人もいるかもしれません。

この場所は
とてもパワーのもらえるスポットだと思います。

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2013年01月15日

「道草」(夏目漱石)

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1/15 旧12/4 曇り

「道草」は
「こころ」に続いて、枕元で読んだ本です。
http://www.shinchosha.co.jp/book/101014/

「道草」は
夏目漱石の自伝的小説だと言われています。

本を読んでから、
「道草」というタイトルの意味を考えましたが、
今のところまだ腑に落ちていません。

主人公・健三の身の回りでおこっている事柄が
道草なのでしょうか。

彼がほんとうに集中してやりたいことができない生き様を
道草としたのかもしれません。

この小説は
健三の身の回りでおこる金銭的トラブルと
夫婦の性格・意見の相違などが主で描かれています。

金銭的トラブルは
兄弟や養父母にまつわる話です。

赤の他人ではない人に無心されて、断りきれない難しさがありますね。

こういうトラブル続きで
ほんとうの夏目漱石はやんでいったのかもしれませんね。



しかし、「こころ」「道草」と続けて読むと、
人が厭世的になる気持ちがわかるような気がします。


posted by mulberry at 08:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | 更新情報をチェックする

2013年01月14日

「こころ」(夏目漱石)



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1/14 旧12/3 荒れ模様

この年末年始に、枕元で読んでいました。

タイトルは「こころ」ですが、
僕の読んだ本はかなりの古本でタイトルも「こゝろ」となっています。
http://www.shinchosha.co.jp/book/101013/

死(自殺)が大きなテーマとなっている小説です。

主人公の「先生」の自殺と「先生」の友人Kの自殺までのいきさつが
「先生」から主人公へ送った文書という形で描かれています。

Kの自殺は
先生とkが間借していた大家さんの娘との成就せぬ恋の結末。

しかも、
大家の娘の結婚相手はよりによってその先生。

これも自殺の引き金になったことは間違いありません。


そして、
先生はKの自殺について、一生悩み続けます。

先生は
娘に対してずっと好意を持っていたのは間違いないのです。

しかし、娘さんへのはっきりしない態度が
kの娘への恋になったことは間違いないからです。

先生も最後の結末は自殺です。

著者は
そこに明治天皇の崩御、乃木将軍の殉死とを重ねあわせています。

http://www.shinchosha.co.jp/book/101013/

高杉晋作は辞世として
「おもしろき こともなき世を おもしろく」と残しています。

これは自殺する人の心境とは対極のところにある心境でしょう。

最後のところは
この辞世の気持ちで、自殺を思いとどまってほしいものです。

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2013年01月08日

シマカコソウの花

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1/8 旧1/27 晴れ

父島では
野生株のシマカコソウ(シソ科・固有種・・絶滅危惧ⅠA類)は
ごくわずかしかないようです。

もともと個体数が少なかった上に、
ノヤギの食害によって、壊滅的になってしまったようです。


以前は躑躅山山頂付近に自生株があったので、
それを見ることが可能でした。

そこも今は全滅。

今回花を見つけたのは保護増殖株で、
清瀬にある野生研苗畑です。

小さなポットに入った株がいくつか花をつけています。

野生株の花期も大体今頃でした。

この苗畑は
他にも希少種が育てられています。


ちなみに、小笠原で自生のシソ科植物は
本種とムニンタツナミソウの2種ですね。

シマカコソウは島夏枯草と書くようですね。
確かに夏は地上部が枯れますね。

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2013年01月07日

「富士の白雪」と「友だち」

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年末年始も富士山で遭難があったようですね。

僕は雪山経験はゲレンデスキーしかないですが、
それでも吹雪いたらつらいですよね。

本格的な雪山登山はなおのことでしょう。


で話題は変わり、子供たちの書初めです。
中一の千尋の課題は「富士の白雪」。
小三の旭は「友だち」です。

昨日午後、たくさん書いていました。

そして何枚かはって、品評会。

このうちのどれかを学校に提出します。


ちなみに僕は子供のころから左利きで
書くのも左のため、習字は大の苦手。

なので、書初めはやりません。苦笑。

左利きの苦悩は一生続くよ・・・爆笑
posted by mulberry at 12:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 家族 | 更新情報をチェックする

路傍のムラサキカタバミ

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1/7 旧11/26 小雨

新年早々、熱でダウンし、
このブログも1/4からお休みしてしまいました。

高熱でしばらく無の境地におりました。
愛読者の皆様、ごめんなさい。


さて、近頃、路傍では、
ムラサキカタバミ(カタバミ科・外来種)が花を咲かせています。

本種は外来種ですので、路傍の雑草の扱いです。

路傍にはかなり広範囲に広がっていますが、
背丈が低く、花期以外はそれほど目立ちません。

花期は
ピンク色のかわいい花をつけるので好む方もいるかと思います。

これからしばらくは
あちこちの路傍でかわいい花が見られます。

図鑑によると繁殖は
花の部位ではなくて、鱗茎で増殖するようです。

過去記事
http://blogs.dion.ne.jp/mulberry/pages/user/search/?keyword=%A5%E0%A5%E9%A5%B5%A5%AD%A5%AB%A5%BF%A5%D0%A5%DF
posted by mulberry at 11:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 植物 | 更新情報をチェックする

2013年01月03日

おがさわら丸を高台から見送って・・

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1/3 旧11/22 曇り

昨日はおがさわら丸の入・出港日でした。

午前・午後とそれぞれツアー対応でガイドしました。

午後のツアーは
その日に着いた参加者ばかりです。

おが丸は14:00出港ですので、
ツアーのはじめのころに高台から見送りをしました。

着発運航の時は
こういう入出港風景を見るのもツアーの見所の1つです。

次は1/5が入出港日。
午前のツアーで、入港風景が見れますよ。
posted by mulberry at 07:37| Comment(0) | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする

2013年01月02日

すみだ水族館に小笠原の海がある

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1/2 旧11/21 曇り

先日、
スカイツリータウンにあるすみだ水族館に行ってきました。
http://www.sumida-aquarium.com/

大きな水槽としては
~ペンギン・オットセイ~と~東京大水槽~があります。

名称は~東京大水槽~ですが、
実質は小笠原の海の再現です。

水中景観は岩礁域を再現していて、
泳ぐ魚もおなじみの小笠原の魚ばかりです。

カラフルな魚もいますが、
全体的には地味な色合いのものが多いですね。

その水槽の魚で特に目を引くのが
悠然と泳ぐサメのシロワニ(サンドタイガーシャーク)です。

水中で出会ったりすると、ちょっとドキッとしますが
水槽にいるので安心です。

歯並びの悪い、見た目の怖そうなサメですよ。

小笠原の海の魚を見たい方、
すみだ水族館へゴー。

ちなみに、
うちの子・旭のお気に入りはペンギン。
この水槽にかぶりつきでした。笑

http://www.sumida-aquarium.com/

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2013年01月01日

謹賀新年

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1/1元旦 旧11/20 曇り

新年
明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。


あいにく
父島の朝はどんより曇っています。


例年ですと初日の出ツアーがあるので、
朝は天気を気にしたり、バタバタしていました。

初日の出はあまり良くない年が多いので、
今年はやめにしていました。

おかげで、
いつもと変わらない朝を迎えました。

昨夜はナイトツアーもやらなかったので、
紅白を初めから終わりまでじっくり見れました。

これもすごく久しぶりのような気がします。

かきいれどきとはいえ、
年末年始は少し押さえ気味にしたいと常々思っていました。

日中のツアーは休めませんが、
夜や初日の出をやめにしました。

そのため少しのんびりできています。


日中はずっとガイドがありますので、
今日もまもなくガイドに出ます。

5日までは毎日ガイドが続きます。


では皆さん、
よい年を作っていきましょうね。


posted by mulberry at 07:15| Comment(2) | TrackBack(0) | できごと | 更新情報をチェックする