2013年01月31日
人跡未踏の南島
写真は南島扇池付近です。
人跡未踏というのはかなり大げさですが、
そんな雰囲気です。
現在、入島制限期間中ですが、
この扇池からの砂浜利用はできます。
ちょうど今は、
おがさわら丸のドック中で、ほとんどツアーが動いていません。
しかも、このところの海況悪化、強風で、
人跡がすっかり消えてしまいました。
そして風紋がしっかりできています。
この砂浜の奥のほうでは、風で吹き飛ばされたりしたのか、
ヒロベソカタマイマイが全域に散らばるように広がっています。
内側はわが地球ではないような雰囲気です。
空気と青空たっぷりですが。笑
今年はデイコの開花が遅めかな?
1/31 旧12/20 晴れ
デイコ(マメ科・広域種)の花が咲き始めました。
例年よりやや遅いような気がします。
僕がいつも指標にしている
咲き始めの早い個体がようやくです。
過去記事を見ると、
普通は年末年始ごろには咲き始めています。
http://blogs.dion.ne.jp/mulberry/pages/user/search/?keyword=%A5%C7%A5%A4%A5%B3
きちんと調べてないので、
デイコの開花についてはなにが影響しているかは知りません。
デイコは赤い花で華やいだ感じになりますので、
早くどんどん咲き始めてほしいものです。
ちなみに写真は
まだ花芽の状態のものです。
色づいてもいないので、もう少しかかりますね。
2013年01月29日
「ぼくの仕事場は富士山です」(近藤光一)
「ぼくの仕事場は富士山です」は
富士山およびその周辺でガイドする近藤光一さんの書いた本です。
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2169584
実はまだ読んでません。苦笑。
とあるポスターにのっていたので、
すごいなあと思って紹介します。
そのポスターとは
平成24年度版 厚生労働省 社会保障審議会推薦 児童福祉文化財
「子どもたちに読んでほしい本」です。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/jidou_cultural_poster_h24.pdf
ガイドの生き様が書かれた本が
こうやって推薦されるということ自体、すごいことです。
ガイドの世の中への認知度アップにも
つながるでしょう。
外国に行くと、
ガイドのステイタスが高いところもあるようです。
さて、僕もぼちぼちがんばりましょう。笑
あ、それからこの本読まなくちゃ。
ムニンタイトゴメの花
2013年01月28日
「世界遺産条約の国内実施の実態・小笠原諸島の事例」(中山隆治)
1/28 旧12/17 はれ
「世界遺産条約の国内実施の実態・小笠原諸島の事例」
という論考が公開されています。
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/51525/1/HJNGLP018_003.pdf
ちなみに著者の中山隆治氏は
かつて小笠原に赴任していた環境省の主席自然保護官(小笠原在籍当時)です。
遺産登録にあたり
関係行政機関の担当者として尽力を尽くした方です。
2013年1月時点では
北海道の釧路自然環境事務所の次長です。
性格は
極めてざっくばらんな人物と思われます。
さて内容ですが、
はじめに
1.小笠原諸島とは
2.なぜ小笠原諸島が世界遺産になったのか。
3.世界遺産の仕組みなど~事例による解説
4.世界遺産に関わる組織、意思決定・合意形成の仕組み
5.締約国の義務~保護担保措置の充実
6.締約国の義務~資産の適切な管理・小笠原の場合・外来種対策
7.まとめ
おわりに
となっています。
さてプリントアウトして読もうっと。笑
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/51525/1/HJNGLP018_003.pdf
「世界遺産条約の国内実施の実態・小笠原諸島の事例」
という論考が公開されています。
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/51525/1/HJNGLP018_003.pdf
ちなみに著者の中山隆治氏は
かつて小笠原に赴任していた環境省の主席自然保護官(小笠原在籍当時)です。
遺産登録にあたり
関係行政機関の担当者として尽力を尽くした方です。
2013年1月時点では
北海道の釧路自然環境事務所の次長です。
性格は
極めてざっくばらんな人物と思われます。
さて内容ですが、
はじめに
1.小笠原諸島とは
2.なぜ小笠原諸島が世界遺産になったのか。
3.世界遺産の仕組みなど~事例による解説
4.世界遺産に関わる組織、意思決定・合意形成の仕組み
5.締約国の義務~保護担保措置の充実
6.締約国の義務~資産の適切な管理・小笠原の場合・外来種対策
7.まとめ
おわりに
となっています。
さてプリントアウトして読もうっと。笑
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/51525/1/HJNGLP018_003.pdf
2013年01月27日
南島の竪穴
共勝丸で野菜や郵便が届いたよ
2013年01月26日
「野分」(夏目漱石)
このところ夏目漱石作品集を読んでいます。
「野分」は
「二百十日」と2編で1冊の文庫本となっています。
http://www.shinchosha.co.jp/book/101016/
野分は文学者・白井道也が主人公。
舞台は東京。
彼に準ずる登場人物が
裕福な中野と孤独な文学者・高柳です。
高柳は白井のかつての地方での教え子。
中野と高柳は大学の同級生という間柄です。
この3人の会話が主に
話しが展開されていきます。
結末は
中野が病気の高柳に渡した転地療養のための100円が
白井の作品を買うために使われるところで終わります。
(白井には100円の借金がありました。)
この小説も
会話の部分はテンポよく話しが進みます。
このあたりは落語や漫才ののりです。
そして、会話の間にはうってかわって、
人生についての深い熟慮が表現されています。
そこに深い悩みをもつ
漱石の思想がよく盛り込まれているように感じます。
タイトルの「野分」。
白井の生き様を嵐に例えたものでしょうか。
それとも明治の終わりのこの時代のことなのでしょうか??
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E5%88%86_(%E5%B0%8F%E8%AA%AC)
過去記事
http://blogs.dion.ne.jp/mulberry/pages/user/search/?keyword=%B2%C6%CC%DC%DE%FB%C0%D0
シマタイミンタチバナの花
1/26 旧12/15 晴れ
シマタイミンタチバナ(ヤブコウジ科・固有種・絶滅危惧Ⅱ類)の花が
咲いています。
花をとても小さくて目立ちません。
小さなコブがたくさん着いているように見えます。
本種は小笠原の固有植物のなかでは、
紹介されることも少なく、わりとマイナーなほうの部類に入るでしょう。
ガイドさんの中には
どこに有るか知らない人や見てもわからない人もいることでしょう。
小笠原では
ヤブコウジ科の自生種は本種も含めて3種類です。
モクタチバナ・シマタイミンタチバナ・マルバタイミンタチバナです。
過去記事
http://blogs.dion.ne.jp/mulberry/pages/user/search/?keyword=%A5%B7%A5%DE%A5%BF%A5%A4%A5%DF%A5%F3%A5%BF%A5%C1%A5%D0%A5%CA
2013年01月25日
冬のシケは大迫力・・
「二百十日」(夏目漱石)
1/25 旧12/14 晴れ
文庫本では
この「二百十日」と「野分」の2編で1冊となっています。
http://www.shinchosha.co.jp/book/101016/
「二百十日」は阿蘇が舞台で、
ほとんどが2人(圭さんと碌さん)の会話となっています。
阿蘇を旅行する2人の
世間を批判するような会話あり、旅行中のドタバタありで、
テンポよく、楽しめる小説です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E7%99%BE%E5%8D%81%E6%97%A5_(%E5%B0%8F%E8%AA%AC)
本書は「二百十日」というタイトルです。
二百十日は台風襲来の時期の厄日です。
2人が阿蘇山に上った日が
嵐になったところからきているのですね。
ところで僕の個人的な好みでいうと
こういう会話主体のテンポのいい小説が好きです。
だから「坊っちゃん」もいいですね。
2013年01月24日
ムニンキケマンの花
1/24 旧12/13 晴れ
南島では
ムニンキケマン(ケシ科・広域種)の花が咲き始めています。
といっても、まだほんのわずかで、
あまり風の受けないような場所のが咲き始めたくらいです。
昨年の記事を見ると、3月中旬くらいに書いています。
2月以降に徐々に咲き始めてくるでしょうね。
http://blogs.dion.ne.jp/mulberry/archives/10667852.html
本種は父島ではそれほど見る機会がないのですが、
年によっては小港でまとまって出る年があります。
さて今年はどうでしょうか??
過去記事
http://blogs.dion.ne.jp/mulberry/pages/user/search/?keyword=%A5%E0%A5%CB%A5%F3%A5%AD%A5%B1%A5%DE%A5%F3
2013年01月23日
「二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか?」(猪瀬直樹)
サブタトルは
「人口減少社会の成長戦略」。
http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784167431143
これからの人口減少社会、
普通に考えれば、右肩上がりの成長路線はありえないはず。
日本には過去にそういう時代があったのです。
それが江戸時代後期。
人口が増えない時代だったのです。
江戸時代後期は、
借金を抱え、疲弊した地域・藩があちこちにありました。
二宮金次郎は
小田原藩からゆだねられた桜町領を
しっかり再建しました。
金次郎の地域再建のキーワードとしては
「分度」(収入に見合う支出)、
「推譲」(借金の返済ののち払う冥加金)
「権限の委譲」、「ヤル気の喚起」などです。
著者・猪瀬直樹氏は
この二宮の思想を現実に実行する立場に立っています。
東京都の財政を任されています。
つまり東京都知事です。
猪瀬氏の手綱さばきを、この本片手に、
しかと見定めたいと思います。
成功を祈ります。
南島周辺外来種排除作業(2012年度第20回)
2013年01月22日
セイロンベンケイソウ(ハカラメ)もそろそろ花が咲く
1/22 旧12/11 晴れ
路傍の
セイロンベンケイソウ(ベンケイソウ科・外来種・通称ハカラメ)が
そろそろ花を咲かせそうです。
写真では
まだ下がしまっていて、開花までもう少しです。
下が開けば、開花した状態となります。
父島では
路傍を始め、岩場などでもかなり野生化して広がっています。
ところで
セイロンといってわかる人はどのくらいいるのでしょうか。
紅茶には
セイロンティーというのもありますね。
セイロンは1972年に国名がスリランカとなっています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%B3%E5%B3%B6
ということは
セイロンがわかる人はそれなりの年齢ですね。笑
今度若い人に聞いてみよう。
2013年01月21日
「絵でわかる樹木の知識」(堀大才)
本書は
「樹木の示す樹形、
すなわち“樹木のボディーランゲージ”読み方を 中心に解説を試みた」
ものです。
さらに、
「樹木の生理、形態、生態などに関する基本的な事項についても
いくらか解説した」ものです。
イラストなどは
著者がすべて書いています。
目次
第1章 草と木の違い
第2章 樹木の生理と構造
第3章 樹形の意味
第4章 材と年輪
第5章 樹木の生態
第6章 環境と樹木
第7章 幹や大枝の力学的適応
第8章 樹木の防御反応
第9章 衰退・枯損と管理
第10章 タケとシュロ
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=1547631
この樹木のこの部分の変な形はどうしてなんだろうと
よく思うことがありますよね。
本書はそんな疑問に答えてくれています。
樹木の外形からその樹木を読み解こうと思っている人には
いい参考図書です。
ガイドネタにもきっとなりますよ。
映画「妖怪人間ベム」
年末年始、
旭と2人で見に行った映画です。
http://www.bem-movie.jp/index.html
妖怪人間ベムは
僕も子供のころアニメで見ています。
http://www.mxtv.co.jp/bem/index.html
なので、
親子とも楽しめる映画としてこれを観ることにしました。
勧善懲悪のストーリーですが、
小3の旭には少し難しかったようです。
僕は楽しく見れました。
ただ、
僕にはどうしてもアニメのイメージがあるので、
実写版だと役者をどうしても比べてしまいます。
そういう意味でアニメのイメージに合格点だったのは
ベラ役の杏さんくらいでした。
ベムの亀梨和也さん、ベロの鈴木福くんは
ちょっとイメージに合わなかったです。
初めて観る若い世代には
アニメのイメージがないから、気にならなかったでしょうね。
気になったのは僕らおじさん世代かな。笑
「おやしお」、「うずしお」と濱江丸
1/21 旧12/10 曇り
昨日、
二見湾内に、海上自衛隊潜水艦が2隻入りました。
境浦沖と扇浦要岩付近にそれぞれ浮かんでいます。
乗員の方は
上陸して休暇を楽しんでいるようです。
昨日は
若い男性が大勢集落内を歩いていました。
潜水艦は
横須賀所属の「おやしお」「うずしお」です。
http://www.mod.go.jp/msdf/formal/gallery/ships/ss/oyashio/590.html
僕は本物の潜水艦には入ったことがないです。
でも、呉にある、
元本物の展示用潜水艦「あきしお」は見学しました。
かなり窮屈そうな内部でした。
http://blogs.dion.ne.jp/mulberry/archives/9260406.html
http://www.h2.dion.ne.jp/~mulberry/sub3-53.htm
潜水艦勤務って、
外も見えないし、狭いし、なかなか大変そうな勤務のように思います。
2013年01月20日
やっと凧揚げができた
2013年01月19日
1/19、これからしばらく交通が途絶えます
1/19 旧12/8 晴れ
本日は、
おがさわら丸の父島出港日です。
このあと、
おがさわら丸は定期点検のためドック入りします。
次に船がやってくるのは
なんと2/4です。
おがさわら丸が唯一の定期船なので、
2週間ほど交通が途絶えることになります。
その間に、
貨物船の供勝丸で食料・郵便物などが一度くるかもしれません。
この2週間は観光客もわずかしかいませんので、
観光関係は開店休業状態か休業します。
うちは島にいますので、
のんびりとまとまった事務仕事などをやろうと思っています。
南島の除草作業もあと6回あるので、
この間になるべく行くように計画中です。
これからしばらく
静かな島の様子をお伝えします。
といってもあちこち工事関係は盛んです。
本日は、
おがさわら丸の父島出港日です。
このあと、
おがさわら丸は定期点検のためドック入りします。
次に船がやってくるのは
なんと2/4です。
おがさわら丸が唯一の定期船なので、
2週間ほど交通が途絶えることになります。
その間に、
貨物船の供勝丸で食料・郵便物などが一度くるかもしれません。
この2週間は観光客もわずかしかいませんので、
観光関係は開店休業状態か休業します。
うちは島にいますので、
のんびりとまとまった事務仕事などをやろうと思っています。
南島の除草作業もあと6回あるので、
この間になるべく行くように計画中です。
これからしばらく
静かな島の様子をお伝えします。
といってもあちこち工事関係は盛んです。