
9/13 旧7/27 晴れ
サブタイトルは
「神話の世界から近代まで、その行動原理を探る」です。
この本は
「(外国人向けの)講義や講演の草稿を基にし、
聴衆の質問への答えを加え、
さらに日本学者との討論を参考にしてまとめ、歴史的に排列し整理し、
不足の部分をおぎなったもの」
としています。
著者は
「日本が(明治維新前に)、
どのような政治文化・経済文化および固有の思想を蓄積してきたか、
それが西欧の衝撃を受けてどのように発展してきたかという方向に
話しを進めることにしてきた。
と述べています。
本書は
プロローグ・本文27章・エピローグで成り立っています。
本文27章では
日本の歴史を3つの区分をしています。
骨(かばね)・・氏族制の時代
職(つかさ)・・律令制の時代
名の(な) ・・幕府制の時代。
本文は縄文時代から江戸時代まで
歴史順となっています。
章立てのテーマがあり、章ごとに完結しています。
章の始まりは
その章のテーマに関する外国人の質問から始まります。
http://www.s-book.net/plsql/slib_detail?isbn=4396500939この本で感じたキーワードは
「式目」(律令が定着しなかった)
「プリムス・インテル・パーレス」(同輩中の第一人者)
「百姓の持ちたる国」
「天皇の統治権は二官(神祇官・太政官)」
(実質的に太政官は摂関から幕府まで大部分は天皇が統治せず)
などなど。
さて皆さん、日本人をよく知りましょう。
posted by mulberry at 08:46|
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