2012年04月05日

道端はオニタビラコ花盛り

P4024077.JPG

4/5 旧3/15 はれ

集落付近の道端は
オニタビラコ(キク科・外来種)が花盛りです。

かわいい黄色の花をつけて、よく目立っています。

本土でも同様に分布しているものは
花期がやや早いでしょうかね。

父島では
先月くらいから咲いています。

この時期、
花が似ているツルワダン(固有種)も花期を迎えていますが、
父島では分布が限られて道端では見られません。
一般のルート沿いではほとんどないですね。


過去記事
http://blogs.dion.ne.jp/mulberry/pages/user/search/?keyword=%A5%BF%A5%D3%A5%E9%A5%B3
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2012年04月04日

あまり注目されないオガサワラモクマオの花

P3294059.JPG

4/4 旧3/14 曇り

オガサワラモクマオ(イラクサ科・固有種)は
花の時期を迎えていても注目されない植物の1つです。

この時期穂状花序がついています。

みなじっくり見てあげてください。

父島では道路や岩場の隙間からよく生えているので、
わりと見つけやすいし、個体数も多いですね。

(トクサバ)モクマオウとオガサワラモクマオ、
名前が似ていていますが、まったく非なる植物。

ちなみにこの写真を撮った場所のすぐ脇には
トクサバモクマオウがありました。笑


過去記事
http://blogs.dion.ne.jp/mulberry/pages/user/search/?keyword=%A5%AA%A5%AC%A5%B5%A5%EF%A5%E9%A5%E2%A5%AF%A5%DE%A5%AA
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2012年04月03日

現行犯逮捕したい・・クマネズミ

P3314067.JPG

日中、夜明道路沿いでのできごとです。

クマネズミがタコノキによじ登って、
果実をかじっていました。

まさに現行犯です。
見ていただけで、もちろん逃がしましたが・・笑

タコの実は
よくクマネズミにかじられています。

そのため、
種の部分が穴あきになっているのをよく見かけます。

こうなると実生で発芽することはないですね。

クマネズミも夜行性で
日中に実をかじっているのは見ることはありませんでした。

最近はノネコを減らす成果が出ているためか、
クマネズミを日中に見ること出てきました。

そしてとうとうこの現場を押さえました。

ネコを減らすと、ネズミが増えます。
これは一時仕方がないこと。
物事には順序があります。

ネコがいなくなれば、次はネズミ。
ネズミは殺鼠剤で、他の島では全滅させています。

父島でもこの方法でやるのかしら。




posted by mulberry at 10:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 野生生物 | 更新情報をチェックする

「紳士たれ」「淑女たれ」(小笠原中学校校訓)

4/3 旧3/13  曇り

うちの長女・千尋は4月から小笠原中学校です。

入学説明会の資料を見てびっくり。

校訓が「紳士たれ」「淑女たれ」。
そして「校則はありません」です。(約束が多く書いてありましたが)

これって、
まるっきり北海道大学の前身、札幌農学校と同じではないですか。

http://blogs.dion.ne.jp/mulberry/archives/10570973.html
この記事に書いたとおり、今は行動・思想・価値観がかなり自由な時代。

それゆえ一層、
「紳士たれ・淑女たれ」とても重い言葉です。

大学生ならともかく中学生でこれがわかるのかなとは思いながらも、
かつてこれを校訓に決めた決断に敬意を表します。

うちの子にも、
この言葉しっかり理解してもらわないといけませんね。

「小笠原中学トリビア」
昼休みは1.5時間近くあります。(昼食・休憩の合計)
昼食で帰宅も可。
自転車通学可(保険や鍵必須)

札幌農学校記事
http://blogs.dion.ne.jp/mulberry/pages/user/search/?keyword=%BB%A5%CB%DA%C7%C0%B3%D8%B9%BB


posted by mulberry at 07:51| Comment(0) | TrackBack(0) | できごと | 更新情報をチェックする

2012年04月02日

コペペの土留めが小さくなった

P3304061.JPG

4/2 旧3/12 晴れ

コペペ海岸は
海岸部と休憩所の間にコンクリートの土留めがありました。

高さは1.5-2mほどもありました。

これによって、
休憩所の土の侵食が防げたり、台風の大波にも耐えていました。

一方、アオウウミガメの産卵期には困ったこともありました。

カメさんは大きな段差の土留めで、進行が妨げられていました。
そのため奥のほうに行きたいカメはかなり迂回していました。

そして海に戻っていくときは
よくこの土留めから落ちていました。

100kg以上のカメが落差1.5m以上から落ちるのです。
ちょっとかわいそうでした。

今回の改修工事で、土留めの杭はかなり低くなっています。

アオウミガメにはやさしくなったことと思います。

侵食については逆に少し心配ですね。
台風の時は休憩所間まで波も来そうです。

このあたりは野生生物への配慮か人の利用に配慮か
どちらが優先かで変わってきます。

コペペはカメにやさしくしたわけですね。
posted by mulberry at 07:59| Comment(0) | TrackBack(0) | エコツーリズム | 更新情報をチェックする

2012年04月01日

日本の国境問題」(孫崎亨)

9784480066091.jpg

「日本の国境問題」
サブタイトルは尖閣・竹島・北方領土。
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480066091/

尖閣は中国と、竹島は中国と、北方領土はロシアと、
それぞれ交渉を重ねています。

それぞれの島は日本が戦争に負けるときに、
ポツダム宣言により明確に放棄した島でもあります。

まずその前提があります。

その後、交渉により、日本に戻りそうになった島もあります。
歯舞・色丹ですね。

この本では
戦後の交渉の経緯や両国の立場などがしっかり書かれていて、
それぞれの問題についてよくわかります。


中国とは国交回復以来、問題が棚上げになっていること。
以前の尖閣漁船問題は、
紛争を避けるため、中国が自ら取り締まるべきこと。


北方領土は棚上げしないことにより、
いまだに日ロ平和条約も締結されていません。

ロシアの支配下に置かれています。
日本は戦後、放棄していますから当たり前ですが・・

かつての交渉では
歯舞・色丹の返還までは具体的に進んでいた時期もありました。


竹島は
韓国が独立して以降、ずっと問題となっています。


ヨーロッパでは
敗戦国ドイツが多くの領土が削られています。

独仏間では、
ドイツが領土をフランスに渡すことにより友好な関係が築かれました。

そういう取組が
今のユーロにつながっていることは間違いありません。

第6章では
「感情論を超えた国家戦略とは―よりよい選択のために」として
著者の意見が述べられています。

http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480066091/
posted by mulberry at 16:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | 更新情報をチェックする

小笠原陸域ガイド登録証

P3314065.JPG

4/1 旧3/11 曇り

小笠原エコツーリズム協議会から
「小笠原陸域ガイド登録証」が届きました。

この制度は
ルール・ガイド制度部会で議論をしつつまとめたものです。

僕も観光協会の部会員として議論に入っていました。

昨年度、いくつかの講習も実施され、
諸手続きを経て、登録に至りました。

登録制度は今年度からの実施です。

初年度の登録ガイドは
父・母合わせて20人程度と思います。

マルベリーでは
僕と妻とも2人とも登録となりました。

今後も登録ガイドの名に恥じないよう
質の維持・向上を目指し続けたいと思います。

さらに、事業者としても
エコツーリズムの名に恥じない事業運営の推進も責務と考えます。


このブームの時期の一時だけかもしれませんが、
アンケートによるといままでよりガイドの評価も確実に下がっています。

それは必然かも知れません。

どうすべきかは
エコツーリズムということをよく考えると
おのずと答えは出てきますね。

(あとは
 その線引きを緩々にするか、よりきちんとするかが、事業者の考えです。)

自戒・自省の念をこめて。



陸域ガイド記事
http://blogs.dion.ne.jp/mulberry/pages/user/search/?keyword=%CE%A6%B0%E8%A5%AC%A5%A4%A5%C9
posted by mulberry at 08:57| Comment(0) | TrackBack(0) | エコツーリズム | 更新情報をチェックする