2010年04月23日

大神山公園のテッポウユリの花


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先ほど、大神山公園の山の上に行ってきました。

清瀬信号付近から見上げると、
テッポウユリの白い花が咲いているのが
気になったからです。

草本・小低木の岩石地にたくさん生えているので、
花の時期はよく目立ちます。

テッポウユリ(ユリ科・外来種)は
戦前に持ち込まれた栽培植物です。
花もきれいですし、香りもいいですね。

これからの時期、
この場所以外でも目にすることでしょう。
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清瀬信号近くの大きな碑(小笠原島島司阿利君紀功碑)

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4/23 旧3/10 はれ

清瀬信号付近にはかなり大きな碑があります。
台座の高さが1m近くで、碑の高さも2m近くで、
計3mほどの高さで、よく目立ちます。

気になって人もいるとお思います。
でも、この碑のことを知ってる人は少ないはずです。

碑文は近づいて見れば、それなりに読めます。
ただ、漢文で書かれています。

「小笠原島司阿利君紀功碑」です。

阿利君とは、阿利孝太郎氏のことで、
明治29年から20年以上、島司をつとめた方です。

島司というのは、東京府小笠原島庁の所長です。
今で言えば小笠原支庁長です。

ただこのころはかなり権限があったようです。
行政のかなりの機能を統括していたようです。

20年以上在籍してかなり功績があったことでしょう。
碑が建ってもおかしくないかもしれません。

でも、碑は在任10年位のころに建てられていますね。
そのあたりがやや気になります。

さて、今の制度なら、
支庁長は2年ほどで確実に異動です。
碑が建てられる可能性はかなり低いでしょうね。

たまには歴史のネタでした。

なお参考資料は
「小笠原高校研究紀要第3号・第4号」によります。


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2010年04月22日

オガサワラビロウの花


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オガサワラビロウ(ヤシ科・固有種)の花が
あちこちで咲いていますね。

黄色い穂状花序をのばしています。
ほうきのようにも見えます。

オガサワラビロウは
山地のあらゆるところに生えています。

湿性の高木林では高木性になり、
山頂付近では低木性になっています。
両極端はまるで違う種類のようです。

父島では
集落や道路沿いでさまざまなヤシが見られます。

しかし確実に自生のヤシというと、
このオガサワラビロウとノヤシです。

南国はヤシのイメージがあるかもしれませんが、
そんなものです。

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父島には「父島」の表示が少ない

4/22 旧3/9 はれ

以前、取材のメディアの方に言われたことです。

父島には「小笠原」と書いたものは多いが、
「父島」はあまりないという風に。

実際そうなんです。

官公庁もほとんど小笠原・・・とついています。
小笠原警察署、小笠原郵便局、小笠原小学校など。

でも調べてみると、
父島保育園、海上自衛隊父島基地分遣隊、
気象庁父島気象観測所など父島がつくのも
ありました。

案内板や標識などの表示はどうでしょうか。
確かに父島と入ってるものもありますが、
大きく「父島」と表示されているものは少ないです。

何とかローマ字のものは見つけました。
波止場前の大村隧道のところですね。
でも、ローマ字だとあまり様になりませんね。

普段から、父島の人はあまり父島と
意識していません。
もちろん小笠原ということは意識していますが。

その辺が
結果として表示や名称にも現れているのでしょうか。

考えてみると、なんか変ですよね。
「父島」をもっと意識した方がいいのでは。

父・母の意識の違い
http://blogs.dion.ne.jp/mulberry/archives/6133175.html


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2010年04月21日

マルベリー、GW予定や村民キャンペーン

サラリーマンの皆様、
期待のGWが近づいてきましたね。

普段たまってるストレスを
思いっきり発散して下さい。

今年のGW、小笠原航路は3便あります。
東京発4/28、5/1、5/4、(5/7) 

噂によると、
小笠原への来島者は伸び悩んでいるようです。

うちのツアーもほとんどのツアーが空きありです。
悲しい・・・

ツアー予定は下記をごらん下さい。
http://www.h2.dion.ne.jp/~mulberry/sub11.htm

皆様、よろしくお願いします。

異動などで新島民になった方、
村民キャンペーンでご参加できます。
お誘い合わせの上ご連絡下さい。
(GW中は対応できない場合があります)
http://www.h2.dion.ne.jp/~mulberry/sub5.htm

posted by mulberry at 08:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 募集・PR | 更新情報をチェックする

4年生総合的な学習で学校へ

4/21 旧3/8 曇り

今年も
小学校4年生の総合的な学習(総合)「小笠原植物」の
お手伝いをすることになりました。

昨日午後、4時限目、学校に行きました。

今年は僕の方からお願いして、
1回目は教室でやることにしてもらいました。

始めに子どもたちのことを知ったり、
小笠原の植物の基本的なお話をしたかったからです。

その初回が昨日でした。

みんな知ってる顔でしたが、
自己紹介を兼ねて2つの質問に答えてもらいました。

そのあと、小笠原の植物のことについて
お話しました。

次回からはフィールドでの学習です。
生徒が興味を引いてくれるように
話すネタも考えなくちゃ。


posted by mulberry at 08:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境教育 | 更新情報をチェックする

2010年04月20日

「命名」について考える

2010年4月20日付の
安岡正篤「一日一言は「命名」でした。
http://www.chichi-yasuoka.com/

安岡氏はこう言ってます。
「名前をつけるということは大事だ。
だから、名前はおろそかにしてはいけないので
「命名」と言う。」

ほんとその通りですね。

そこで自分のことを考えてみました。

自分が一生懸命命名したのは
2人の子(千尋と旭)と屋号(マルベリー)です。

小笠原へのこだわりから、
どちらも島の地名からいただきました。

この決め方については満足しています。

ただ屋号の「マルベリー」は
あいうえを順だと後ろの方なので、やや不利です。

あいうえおで前の方にくるの屋号がよかったかなと
思うことがあります。(笑)

子どもの命名:
http://www.h2.dion.ne.jp/~mulberry/sub3-15.htm

屋号:
http://www.h2.dion.ne.jp/~mulberry/sub3-28.htm


posted by mulberry at 09:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | 更新情報をチェックする

ヤロードの花

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ヤロード(キョウチクトウ科・固有種)は
今まで紹介していませんでした。

小笠原自生のキョウチクトウ科は
ヤロードとテイカカズラです。

本種は高木にある樹木で、分布も広いです。

春先から小さい白い花が咲き出すのですが、
あまりいっせいに咲くような感じではありません。
ポツポツと咲いています。香りはまずまずです。

面白いのはヤロードの語源です。
英語の「yellow wood」が日本風に訛り、
ヤロードになったようです。

確かに材は黄色いですね。

また2個水平にくっついている果実も黄色です。

小笠原にはプルメリア(キョウチクトウ科)も
よく植えられています。
ヤロードの葉はこれにやや似ています。

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小笠原村観光協会理事会

4/20 旧3/7 くもり

小笠原村観光協会では
5月に第37回通常総会が開催されます。

その総会議案の検討のため理事会が開かれました。

今度の総会で役員改選ですから、
僕の副会長のお役目もそれまでです。

総会の議案はどこも団体でもはほとんど同じで、
前年度の事業報告・決算、今年度の事業計画・予算
が主体でしょう。

今回の総会ではさらに、
規約の一部改正と会長選任もあります。

議決は基本的に過半数で決しますが、
規約改正は2/3以上で決します。

会長選任は複数候補者がいますので、
選挙となります。

4月中にもう一度理事会が開かれて、
総会議案をまとめます。

こういう時期は事務局が大変になりますね。
よろしくお願いします。
posted by mulberry at 08:02| Comment(0) | TrackBack(0) | できごと | 更新情報をチェックする

2010年04月19日

テイカカズラの花

大神山公園で、
テイカカズラ(キョウチクトウ科・広域種)の花を
見つけました。

常緑つる性植物で、
林床をはったり、他の樹木絡みついたりしています。

花は5裂で、花先がプロペラのようにねじれています。
ちょっと面白いですね。

小笠原で自生しているキョウチクトウ科は、
テイカカズラ(広域)とヤロード(固有)の2種です。

あと人家の庭先では
キョウチクトウやアリアケカズラの植栽があります。

http://blogs.dion.ne.jp/mulberry/archives/3304344.html


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ムニンヒメツバキの花がちらほら


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4/19 旧3/6 はれ

ムニンヒメツバキ(ツバキ科・固有種)の花が
ちらほらと見られるようになってきました。

ムニンヒメツバキは小笠原村の花となっています。

父島では乾性低木林や高木性の森林に、
広範囲にたくさん自生しています。
山地に行くと普通に見られる樹木です。

沖縄方面のイジュととても似ています。
違いを感じたのは葉くらいでした。

イジュはやや鋸葉がありましたが、
ムニンヒメツバキはまずありません。

ムニンヒメツバキ:
http://blogs.dion.ne.jp/mulberry/archives/4842350.html
http://blogs.dion.ne.jp/mulberry/pages/user/search/?keyword=%A5%E0%A5%CB%A5%F3%A5%D2%A5%E1%A5%C4%A5%D0%A5%AD
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2010年04月18日

自然公園指導員の委嘱


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たまにはネガティブなことを書きます。

環境省から、
自然公園指導員の委嘱の通知書が送られてきました。
推薦者は東京都です。期間は2年間です。

前回の委嘱の時の記事でも書いていますが、
小笠原ではこの制度は機能してるように思えません。

小笠原支庁が
自然公園事業についての意見交換会を開く時に
声がかかるくらいです。

環境省からは
この通知書が2年ごとに送られてくるのみです。

指導員同士のネットワークすらありません。
ですからもちろん会合もありません。

本来なら事業仕分け対象ですね。
いらない制度に思えます。

でも僕は小笠原の実情しか知りません。
きちんと機能しているところがあるから、
続いているのでしょうね。

前回の記事
http://blogs.dion.ne.jp/mulberry/archives/7055010.html
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安島太佳由写真集「消滅する戦跡」


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サブタイトルは「太平洋戦争激戦の島々」です。

戦前、日本の委任統治領であったり、
あるいは戦時中に占領した島々では、
日米の戦いの場となった所が多くあります。

そういった島の今も残る戦跡を
安島氏は撮影しています。

ほとんどがモノクロ写真です。

安島氏の戦跡撮影は国内からはじまり、
太平洋の島々に広がっていきました。

さて、安島氏の次なる撮影ターゲットは
どこに向かうのでしょうか。

窓社
http://madosha.lolipop.jp/?p=406

安島氏のHP
http://www.f6.dion.ne.jp/~yasujima/book.html

安島氏の記事
http://blogs.dion.ne.jp/mulberry/pages/user/search/?keyword=%B0%C2%C5%E7
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2010年04月17日

清瀬隧道(清瀬トンネル)、明るくなりました


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父島の波止場前には、
戦前に掘られた2つの隧道があります。

大村隧道と清瀬隧道です。
現在は歩道となっています。

清瀬隧道は照明がLEDに付け替えられて、
ずいぶん明るく感じるようになりました。
さらに照明間の暗い場所がとても少なくなりました。

以前は照明間には、かなり暗い場所がありました。

このトンネルは自転車も通ります。
暗いところで後ろから自転車が通ると、
ぶつかるおそれもありました。

今回はこういう危険がかなり改善されました。

安全に通りやすくなりました。


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アイスランド火山噴火、気になりますね

4/17 旧3/4 曇り

アイスランド火山の噴火によって、
ヨーロッパの航空便に大きな影響が出ています。

今日の朝のニュースでは
今後、健康被害についても言及されていました。

まだあまり言われてませんが、
気候変動にも影響が出てくる可能性もありますね。

今後噴火がしばらく続けば、
影響が出るのではないでしょうか。

過去にも
大きな火山噴火で気候変動が起きているようです。

地球温暖化が叫ばれていますが、
これによって気温が下がることもありえるわけで、
どうなることやら。

素人の勝手な憶測でした。

いずれ気候への影響についても、
専門家のコメントが出ることでしょう。

何もなければ幸いです。



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2010年04月16日

ウドノキとウドと「独活の大木」

広辞苑によると、
「独活の大木」はウコギ科多年草のウドのこと。

茎は大きくなるけど役に立たないことから
体が大きくても役に立たない人のことをさす慣用句
ですね。

ウドノキはオシロイバナ科・広域種で、
「材は白く柔らかで、用材として役に立たないため
この名がある。」
ウドノキのウドのことを言ってるのですね。

つまりウドノキは大木になる樹木ですが、
材がウドの茎のように役に立たないので、
ウドノキと呼ばれるようになったということですね。

ちなみ父島では
湿潤な森林に生えていて、大きな木になりますが、
ルート沿いで生えているところは少ないです。

残念ながら見る機会が少ないです。

語源については整理がついたでしょうか。
posted by mulberry at 08:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 植物 | 更新情報をチェックする

グンバイヒルガオの花


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小笠原・父島では
海岸の砂地で定番の植物の1つです。

ごく普通にあるので、今までのブログでも、
あまりきちんと紹介はしていませんでした。

グンバイヒルガオ(ヒルガオ科・広域種)の花は
父島では5月ころから海岸で普通に見られます。

鮮やかなピンク色の花をたくさんつけます。
午後はしぼみ気味になります。

本種は海岸にいちばん近いところで
地面を這っているつる性多年草です。

つるはただ延びているだけではありません。

所々に不定根が出て、
しっかり地面にへばりついています。

分布は広く、
本州でも南部の方の海岸では見られるようですね。
関東地方の海岸でも見られることがあるようです。

グンバイは葉が軍配に似ているところからです。

グンバイヒルガオ:
http://blogs.dion.ne.jp/mulberry/pages/user/search/?keyword=%A5%B0%A5%F3%A5%D0%A5%A4%A5%D2%A5%EB%A5%AC%A5%AA
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スギノキミドリイシ(枝サンゴ)の露出


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4/16 旧3/3 はれ

二見湾奥のスギノキミドリイシ(枝サンゴ)群生地
です。

大潮の干潮時には
海面から露出して見える時期があります。

春先は特に多いですね。

これからまだ数日は
昼過ぎの干潮時に露出してきます。

それを過ぎると、次回はGWに入るころです。

GW前半の来島者は
時間を合わせて見に行ってみましょう。

こんな時の磯歩きは
魚やサンゴなどいろいろ見えて楽しいですよ。

枝サンゴ:
http://blogs.dion.ne.jp/mulberry/pages/user/search/?keyword=%A5%B9%A5%AE%A5%CE%A5%AD%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7
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2010年04月15日

陽気に誘われて、旭と海遊びに

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本土の方はまた冬の寒さのようですが、
小笠原はいい陽気です。

ひなたは暑いくらいです。

旭が下校してきて、本人もやる気だったので、
昼食後に前浜に行きました。

水に入ってみると、まだ冷たい感じですが、
何とか我慢はできます。

でも、まだ気温が25度くらいと、
それほどでもないので、濡れると体が冷えます。

なので
僕が寒くて、長くは入れませんでした。

旭は入りだすと、楽しいようで、
まだ大丈夫なようでした。

これから日を見て、海に入ろうと思います。

夏に向けてこのブログも海ネタが出てきますよ。
明日は枝サンゴ。

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一年生を迎える会


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4/15 旧3/2 はれ

昨日午前、
小笠原小学校で「一年生を迎える会」がありました。

時間があったので、体育館へのぞきに行きました。

在校生が2列で並ぶ間を、
一年生が通って中に入ってきました。

そのあと在校生が
一年生を1人ずつ紹介してくれました。

そして、在校生が歌をうたってくれ、
みんな一緒になってのゲームへと続いていきました。


さてうちの旭の様子です。

一年生はまだ午前中だけですが、
帰宅すると、旭は大分お疲れ気味です。

学校生活が疲れるのか、登下校が疲れるのか、
2日続けてお昼寝しています。

体調自体は崩していないので、
そのうち慣れてくることでしょう。
posted by mulberry at 08:04| Comment(0) | TrackBack(0) | できごと | 更新情報をチェックする